一月二十二日夜七時過ぎ、宝塚大劇場七階の応接室では“極秘会談”が開かれていた。歌劇団の村上浩爾理事長と相対するのは、宙(そら)組トップスターの芹香斗亜(せりかとあ)と組長の松風輝(あきら)。二人が劇場裏口から出てきた時には午後十時を回っていた――。
週刊文春デジタル