何をやってもダメな小学生チャーリー・ブラウン、何をやらせてもカッコいい飼い犬スヌーピー、それに彼らの友達を描くマンガ『ピーナッツ』は、1950年に新聞連載が始まり、何度もアニメ化されてきた。その新作『おかえり、フランクリン』が先日、アップルTV+から世界配信された。これはピーナッツで初のアフリカ系キャラクター、フランクリンを主役にした初めての作品だ。
フランクリンがチャーリー・ブラウンの住む町にやってくるところから始まる。彼の父親は軍人なので転勤が多く、引っ越しばかりでフランクリンには友達ができなかった。この町でも無理そうだった。フランクリンは、アイスクリーム屋さんの前に集まる近所の子どもたちを見てつぶやく。
「多様性が足りないね」
どの子のアイスクリームもバニラで、みんな白人だったから。