フジテレビでドラマを書く事になりました。
 23年ぶり。なんでそんなに空いたかな。俳優として、また『笑う犬』シリーズや『リチャードホール』などのコント作家として、定期的にお台場に通ってたから気づかなかった。
 河毛(かわけ)俊作監督は、最も早く役者としての僕を面白がってくれた恩人です。25歳。将来の展望もなく居酒屋のバイトを辞め、収入ないのに結婚し、つぶしの利かない、でも後には引けない男を「アナタは、なんか分かんないけど面白いから続けなさい」と後押ししてくれた。最近もドラマが放送されるたびにショートメールで感想を頂き、その流れで「これから書いてみたい世界はありますか?」と訊かれたのが3年前。
 そんなの沢山ありますよ。 
週刊文春デジタル