人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
先日、街で『HOW TO HAVE SEX』と書かれた映画ポスターを見つけ、思わず二度見した。
それはハウツーの後のハブに違和感を覚えたからである。
ハウツーとくりゃ、フツー、即セックスでしょ!
そう思ってしまうのは1970年代初頭に出版された『HOW TO SEX 性についての方法』(奈良林祥・著)という本のタイトルが未だ、脳裏にこびり付いているせいだ。
当時、中学生だった僕は授業中にこっそり回ってきたその本に大いなる衝撃を受けた。