- NGさん
- 猫月あゆむさん
- 毬栗楓さん
- うまんごーさん
- グリさん
- あおともPさん
※こちらの記事はPart2となります。Part1(自己紹介・新着枠)での内容は別途Part1記事にて掲載されておりますので、そちらをご確認下さい。こちらは、Part1の続きとなります。
続いて発掘枠へ移って行きます。先ほどと同様に選んだ楽曲のご紹介をしていただき、何故その楽曲を選んだのかと言う理由をお願いします。皆さんにお聞きした後にフリートークをしていただき、最終的にどの楽曲をイチ推し曲にすべきかを決定していきたいと思います。では始めにグリさんお願いします。
グリ:自分は【ユメカゲロウ】という曲を選ばせて頂きました。
この曲タイトルがカタカナになっているんですね。別に漢字でも表現出来るのにカタカナにするのは意味があるとかな?と思って「カゲロウ」って言葉をちょっと調べてみると、「儚い」とか「もっと周りを大切に」とか、そういう意味のある言葉らしいんです。勿論、虫のカゲロウもいますし、気象現象の陽炎にはスピリチュアル的な意味の中に「進化の象徴」とかもあるらしくて、そういうのも込められているのかと思って聞いたら、サビの歌詞の中に『海に君の姿が映って 僕は思わず手を伸ばし つかみ取ろうとした』っていう部分があって、掴めなかったのかわからないけど、掴みたくなるような切ない感じもあるし、夏を思わせる青空を背景にリンちゃんが写っていて、すごく爽やかな夏に聴きたくなる感じの曲だと思って選ばせていただきました。
はい、ありがとうございます。では続きまして、あおともさんお願いします。
あおとも:自分が選んだ曲は梵てんさんの【BIRTHDAY】という曲です。
この曲は梵てんさんからミクさんへのメッセージを込めた曲で、爽やかなメロディーとミクさんへのメッセージが調和して綺麗なハーモニーを生み出しています。MVにもそれが表れていて、ちょこちょこミクさんが出るところや全体の絵、そこに曲と歌詞が合わさっていい曲になっていると思いました。以上です。
はい、ありがとうございます。続きまして、うまんごーさんお願いします。
うまんごー:はい。僕が持ってきた曲は、絶対のSS.さんの【Innocence】という楽曲です。
この曲はタイムズ掲載曲を巡回してた時に初めて聞いて「再生数が一桁も二桁も足りないな」って思って、「発掘枠はこれを推そう!」って一番最初に決めた曲です。ボーカルがウナちゃん…音街ウナなんですけど、サビとそれ以外の部分の緩急がちゃんとついていて、ハミングとかを含めても、歌の温度感っていうのがすごくいいと思いました。バラードって言うほどでもないのかもしれませんが、ゆったりした曲の割にはリズムのトラックがすごい軽快な曲なんです。所々にリィン…みたいな鈴の音が鳴るんですけど、その音も含めて爽やかな夏の始まりというか、夏を感じられるような曲で、MVも含めて世界観がしっかりしてるなーって思って、この曲を選びました。以上です。
はい、ありがとうございます。続きまして猫月さんお願いします。
猫月:発掘枠ね。めっちゃ悩みました。今回、ボカコレの楽曲にしようかなとも思ったんですけど…ボカコレの楽曲で「これいいな」って曲にすると、自己紹介も新着枠も発掘枠も全て琴葉姉妹になっちゃったので、今回はこちらの楽曲持ってきました。【スカイブルース・ロックンロール】成宮亮(なりょー)さんの楽曲です。
こちらも新曲枠同様、キュレーターさんから「こんな曲あるんだけど」みたいな感じでオススメしてもらった動画です(笑)
聞いてもらったらわかると思うんですけど、THE青春ロックサウンドみたいな、ものすごく爽やかな感じの楽曲です。実を言うと今回持ってきたのはボカロの方なんですけど、なりょーさんが実際に歌ったインディーズの方もあって、そっちもものすごい爽やかな感じに仕上がってます。現在の再生数が2,500とかなんですよ。でももっと増えれば、絶対歌ってみた動画も増えそうだなーっていう感じがしました。本当に爽やかで、それこそさっきの掲載時期の話じゃないんですけど、夏を先取りみたいな…梅雨明けとかでも全然行けそうな曲だなぁって感じがしました。っていう感じです。以上です。
はい、ありがとうございます。では次にNGさんお願いします。
NG:私が選んだ曲は【春の息吹】あぽろさんが投稿された曲ですね。
この曲はすごくゆっくりなテンポの曲で、バラードに分類されるんだと思うんですが、ちょっと普通のバラードではないんですね。タイトルにある春。皆さんが想像する春は、もしかしたら桜のイメージが強いかもしれないんですけど、これはどちらかと言うと…桜が散った後に夏に向かって緑が芽吹いてくる季節の息吹。周りの植物とか生き物がその夏に向かって活気付くみたいな感じの歌詞とかイメージの曲なんですね。
この曲はバラードに分類されると思うんですけども、新着枠で僕が推した【アネモネ】は曲のバラエティがすごく多かったってお話しをさせてもらいました。
一方、【春の息吹】は使っている楽器は少ないんですけど、最後のサビですごく盛り上がるんですよ。基本的にずっとピアノが使われているんですけど、最初はピアノともう1つ…楽器なのか…シンセサイザーなのか…わかんないけど…そんな構成で、それがピアノと木琴みたいな構成に変わり、更にピアノとバイオリンに変わっていくような作り方してるんですね。それがCメロに入ると、ピアノが消えるんです。今までピアノと一緒に使われていた楽器だけ使われるんだけど、最後に全部の楽器使って一気に盛り上げるっていう作り方してるんですね。使われてる楽器は少ないんだけど、そういう盛り上がりを作るのがすごく上手いなって思います。さっき季節…生き物の活気を感じさせるって話をしたんですけど、この中に楽器ではないんですけども…囀る鳥の鳴き声が出てくるんですよね。楽器だけじゃなくて、自然の音を取り入れてるって言うのがすごく印象的でした。
歌詞もすごく良くて、中でも一番好きなのは『穢れのない白い花も 散りゆく定め』って言うね。これすごくいいですよね。花って別に汚れるわけではないけれども、季節が変わるから散って、緑が芽吹いていく、根を張っていく。そのまんま季節を切り取ったような曲だなって思ったんですね。丁度6月って言うと新緑が増えていく中に雨がしとしとと映える曲なんじゃないかなと思って推薦させていただきました。はい以上です。
はい、ありがとうございます。では最後に楓さんお願いします。
楓:自分が選んだのはきゅ~きゅ~さんの【あなたのいる世界】というボカコレで投稿された曲です。
ボカロタイムズの号外で3曲推薦させてもらった中の1曲なんですが、全部の曲を聞いてもやっぱりこれが好きで選ばせてもらいました。ボカロバラードなんですけど、ピアノがすごく綺麗で、とても好きなんですよね。ミクの歌声もすごい柔らかいというか優しい歌声をしていて、特に好きなのが最後のコーラスの部分です。とても素敵で綺麗ですごく好きなんですよね。すごく好きだから選びました。語彙力ないけど説明できたかなという感じです。以上です。
ありがとうございます。では先ほどと同じように自分の以外の皆さんの曲のインプレッションを聞いた上で、それぞれの印象や感想などを聞いてきたいと思います。今度は逆に聞いていきましょう。では楓さん。皆さんのプレゼンを聞いていかがでしたか。
楓:NGさんが選んだ【春の息吹】は自分も選んだことがあって、タイムズの号外で3曲選んだ中の1曲でした。NGの話聞いてて「そう!そこなんだよ!それがいいんだよ!!」って同じようなことを感じていたんだと知って「そうそう!」ってずっと頷いてました(笑)曲中の鳥の囀りがすごい好きで、共感してもらえてるというか「あー…!」ってなりました。
猫月さんの選んだ【スカイブルース・ロックンロール】はロック系っていうのかな。自分が普段全然聞かないようなジャンルで、タイムズがあるから聞く切っ掛けができて良かったなーって思った曲です。聞いていると、こういう青春おくりたかったなぁって思わされました。
うまんごーさんの【Innocence】は曲の始まり、コップのカラカラってやってるところからの始まりがすごい印象あった曲です。ボカコレの24日の昼に投稿された作品はほとんど聞いたんですけど、中でもすごく印象に残ってる曲だったのでよく覚えてて、今回名前が出てて「あぁ、やっぱこの曲、夏っぽいっていうか夏前のこの季節に合ってていいよなー」って改めて思いました。
グリさんの【ユメカゲロウ】はこの曲も普段聞かないようなタイプで、こういう機会があるから聞けて良かったなーっていうのが印象でした。
あおともさんの【BIRTHDAY】はこれ確かルーキーの方の曲で処女作で、すごいと思ったことを覚えてて、これからこの形がどんな曲書くのかすごく楽しみです。昔よくあったボカロイメージじゃないけど、逆にボカロへのメッセージがある曲がすごく自分も好きで「…いい曲!」ってなった記憶があります。以上です。
ありがとうございます。では同じ質問NGさんいかがですか。
NG:【スカイブルース・ロックンロール】は普段こういう曲聞かないんですけど、歌詞が夢に向かって頑張って行くみたいな、前に進もうっていうような感じで、曲のイメージにすごく合っていいなと思いました。MVも結構凝ってて、この方は元々歌い手さんですよね?
元々はそうですね。
NG:そうですよね。元々この方の歌ってみた結構聴いていて、なんか「この方こういう曲作るんだ」ってすごく思いましたね。
【あなたのいる世界】この曲は本当ボカロバラードっていうか本当に王道バラードっていう感じの曲で、先ほどもピアノが綺麗って話がありましたけど、本当にいい曲でした。
【Innocence】先ほど楓さんも「最初の氷のカラカラっていう音がすごく印象的」って言ったんだけど、僕もそういう音がすごく好きです。あとMVで海とラジオと女の子で出来てっていうのがイメージが湧き過ぎてね。何て言うんだろうな…どんどん推してほしい曲だなと思いました。うまんごーさんが再生数の話をされてましたけど、ゼロが二つぐらい足んないんじゃないかなって…確かに思いましたね。
【ユメカゲロウ】はすごくポップな感じの曲なんだけど、歌詞はどちらかというと反発するっていうかそういう感じの印象が強かったなって思います。
【BIRTHDAY】は昔のボカロ曲って言うと「マスターとボーカロイドの関係」を表したような曲が多かったんですけど、この曲は正にマスターとボーカロイドみたいなところがあって、ミクがいるボーカロイドがいるからこそ、自分の世界を表現できるとか…そういう感じのイメージを湧きたたせてくれるような曲でした。はい以上です。
はい、ありがとうございます。では同じ質問を猫月さんいかがでしたか。
猫月:はーい。そうですね。どれから喋ろう。グリさんのおすすめしてくれた【ユメカゲロウ】はサビの最初の感嘆詞『ああ』っていうのが伸びた後の歌詞…うまく言語化できないんですけどほんとサビの歌詞が「あぁ…なんかいいな…」ってなりました。
【Innocence】は本当に桁足りないですよね、これ。もっとほんとこれ伸びるべきですよね。MVのシネスコが黒じゃなくて白っていうのが楽曲の雰囲気、MVの雰囲気とも合っててものすごくいいなーって思いました。
【BIRTHDAY】はTHEボカロのイメージソングみたいな。本当NGさんも言ってた通り、マスターとミクちゃんみたいな。概要欄にもあるんですけど『初音ミクさんへ』って書いてある通り、本当にPからミクさんへのメッセージが歌詞にしっかり入ってるんです。これ処女作なんですけど「いいなー」って感じました。
次にNGさんの【春の息吹】なんですけど、自分…バラードをほぼ聞かない…バラード以外を聴かないって何人か言ってたんですけど、自分は逆にバラードを聞かない人間で、それこそ久々に聞いて「いいなー」ってなりました。ピアノのしっとりとした感じと映像美…映像美と言うか本当に森の中で少女が1人佇んでいるような。そういうMVと曲のイメージ、ピアノとミクさんの調声がものすごいしっかり合っていて「いいなー」って感じがしました。
【あなたのいる世界】は、やさしいミクさんの歌声にピアノやサビのストリングス、コーラス・ハーモニーが綺麗に響いていて聞き入ってしまいました。こちらもバラード系の楽曲なので、普段聞かない身からするとある意味"新鮮"に感じました。以上です。
はい、ありがとうございます。では同じ質問をうまんごーさんいかがでしたか。
うまんごー:順番にいきますね。まずグリさんの【ユメカゲロウ】は概要欄に「もどかしさ」って書いてあったんですよね。誰かを目指す自分があって、歌詞も誰かを追っかけててでも見失ってしまうみたいな感じだったと思うんです。なんか…それがボカロPを始めて目標としてる人がいて、でも全然近づけないって言うもどかしさに似ていて「わかるな」って思いました。他にもバックのピコピコ音も結構好きな感じだったんでお気に入りです。
あおともさんの【BIRTHDAY】は皆さん言ってる通り、本当にミクさん…ボカロのイメージソングだなって感じです。歌詞がすごく優しくて、心が温かくなるような感じがしました。ベースとかドラムが徐々に盛り上がっていく感じがすごく好きです。
猫月さんの【スカイブルース・ロックンロール】は本当に軽快な曲で、ミクさんの高音がすごい気持ちいいなって思って、歌詞の内容も相まってすごく元気が出る爽やかな曲だなって思います。
NGさんの【春の息吹】はピアノの音色やメロディーを聞いていると、頭の中に春の新緑…森が青々としている情景がイメージ出来て、この方は世界観を作るのがすごく上手いなって思います。
楓さんの【あなたのいる世界】は曲を聞いた時にバラードとかピアノサウンドとかコーラスとかの要素が色々と相まって、初音ミクシンフォニーっていうオーケストラがイベントがあるんですけど、そこで演奏されている情景が自然と浮かんで来ました。そんな壮大なイメージがあります。
はい、ありがとうございます。では同じ質問をあおともさんいかがでしたか。
あおとも:【スカイブルース・ロックンロール】は爽やかで季節に合っていてMVの雰囲気ともマッチしていて良いと思いました。
【ユメカゲロウ】は音の作りが上手く出来ているのでいい曲だなと思いました。
【春の息吹】はピアノの使い方がうまく、曲もかなり優しい雰囲気で好きです。
【あなたのいる世界】は優しい雰囲気の曲で、歌詞が自分の心に響きました。
【Innocence】は元気な曲で、曲の雰囲気や歌詞の内容がMVとすごく合っていていい曲だなと思いました。以上です。
はい、ありがとうございます。では最後にグリさんいかがでしたか。
グリ:まず、あおともさんの【BIRTHDAY】は、曲が最近っぽい感じなのに歌詞が2007年とか2008年ぐらいのボカロ曲を思い出させるような内容で、なんか懐かしいのに新しいなって思える曲でとてもいいなって思いました。
【Innocence】は結構みんなの好きなところが最初の氷の部分だったんですけど、自分はサビが終わった後に『ノイズまじりな人生も~』って語りみたいな部分ですね。そこが本当に人間が喋ってるような感じがして「あぁ…うん…」ってため息じゃないんですけど心に沁みる感じがしていいなって思いました。
【あなたのいる世界】はもう学校の屋上とかで目を瞑って聴きたいなって思う曲でしたね。
【春の息吹】これはもう…森の中に入って聞きたいです。森の中入って「植物感じるわ…はー森林浴してる。世界平和…」っていう、自然を感じるところで聞きたい落ち着いた感じの曲で想像力を掻き立てるいい曲だなって思いました。
【スカイブルース・ロックンロール】は歌詞を覚えたら口ずさんじゃうよなテンポ感で、MVもすごい凝ってて、新人とは思えないすごい作品だと思いました。以上です。
はい、ありがとうございます。では若干お時間がありますので、皆さんに語っていただいた内容で「もうちょっと語らせろ!」って言うのがあれば是非このお時間で語っていただければと思います。お時間になりましたら例のごとく「そろそろ…」と言いますので、今のうちにですね、何か語り足りないものがあれば是非語っていただければなと思います。皆さん物足りなさは大丈夫ですか。いかがですか。
NG:僕の推してた【春の息吹】に関しては今から1時間前までは900再生くらいだったんですね。【Innocence】も1,000再生行かないくらい。【春の息吹】は毎時のボカコレランキングのトップ30に入ったんだけれども、1,000再生に今やっと入ったみたいな感じの曲なんですよね。さっきも言った通り、イラストと曲、歌詞のイメージのバランスがとてもいい曲なんだけれど、なんかあんまり再生数とかに反映されてないなってすごく感じさせられる曲だなって思いました。もっともっと聞かれてもいいんだけどなーって思いましたね。
うまんごー:それこそ桁が足りないっていうことですよね。
NG:そうそう。僕の中ではゼロあと三つくらいつけてくんねえかなって思います。
グリ:聞く場所で聞いたら、とってもいい感じでしょ。電車の中とかで聴くっていうよりかは、海とか山とか行った時に聴くと、もうエモさがやばくて「浄化される…」みたいな。
NG:そうそうそう、わかる!例えば6月だと梅雨の時期で湿気がすごいけども、何かそういう空気の中でさえ何処で聞いてもマイナスイオンを感じられそうな曲だなってすげー思う。
グリ:うんうん。雨の音聞きながら聞いたり。
NG:あ~、いいっすねぇ!
グリ:自然の音を聞きながら聞く曲って感じがします。
NG:初音ミクがすごく盛り上がってた時って、テンポが速い曲とか歌詞が【初音ミクの消失】みたいにバーッて、ミクじゃないと歌えないような曲ばっかり歌ってたけれども、なんかミクの声質的にゆったり囁くよう感じで歌う曲も合うと思うんですよね。
こういう曲もすごい合ってるなって思うなぁ。僕の曲ばっかり語っちゃった。ごめんね。
それこそさっきNGさんが再生数あとゼロ3つ欲しいって言ってましたけど、その傾向で言うと皆さんが話題に上げてたのが【Innocence】これももっと伸びてほしいってお話でしたけど改めて皆さんいかがですか?
うまんごー:【Innocence】を作った絶対のSS.さんの初投稿作品で【群青の五時】って言うのがあるんですね。
現在この2曲をニコニコにあげてるんですよ。でもYoutubeでは他に3曲追加であげていて、もったいないなぁって思って。
NG:へぇ~。そうなんだ。
グリ:もったいない。
うまんごー:ニコニコにもあげてほしいなって言うのは、ほんと思うんですよね。
NG:そういう意味では、さっき僕の挙げてた【春の息吹】もニコニコだと2作目ですね。
うまんごー:ほぉ。
NG:でも1作目全然違いますよ。【Sweets war】。
そうですねぇ。
NG:あの曲作る人が、この曲作るの?って思いましたね。ふり幅が半端ない。
そうですねぇ。
NG:でも座談会で取り上げられるくらい、それぞれ作りこんできてるからすごいよなぁ。
あとは【スカイブルース・ロックンロール】に関して言うと、所謂「歌い手」さん。「歌ってみた」で普段投稿している方が今回オリジナル曲を作りましたっていうケースで選ばれた曲なんです。皆さんに印象をお聞きした時にも「もっと歌ってみたで派生してほしい」とか「調声がとてもいい」という音楽的なことに関してすごくいいよっていうコメントが多かったです。歌ってみたを普段あげている方の楽曲って皆さんにとってはどんな印象ですか?
NG:印象かぁ。この成宮亮さんってどちらかというと歌ってみたはバラード系が多いんですよ。でもこういうロック系の曲はバリバリ歌いたいのかなって。そういう思いで作ってるのかなって思いました。僕自身、歌うの好きですしバラード系ばかり歌うんですけど、こういうロックも歌いたいんですよ。でも歌えないんですよね、結構。ミクに歌わせる場合でも「自分は男で、女の人に歌ってもらいたいからミクに歌ってもらう」とかっていう人もいるから、こういうロックを歌いたいけどボカロに歌わせてみたっていう感じなのかなって思いましたね。
グリ:サビとか人間の歌えるキーじゃないしな(笑)
NG:「歌えるもんなら歌ってみろ」か(笑)
グリ:ほんとに『結末を迎えに行こう』とか高すぎて男性じゃ絶対に出ないと思うから。
逆に女性の歌い手さんが歌ってみたらすごい作品になるかもしれないですね。
グリ:確かに。
他にもお話の中で王道中の王道と言われていた【BIRTHDAY】についてはいかがですか?所謂ボカコレ期間中に投稿された曲ですが。
うまんごー:やっぱりこういう曲もいいなって思いますね。
NG:わかるわかる。
グリ:久しぶりって感じ(笑)
楓:聴いた時は昔に戻った感じがしました。
うまんごー:しかもこれがルーキーの作品なんで、ずっとボカロ曲を聞いててやっとボカロPになったのかなみたいな感じも。
グリ:ボカロP考察が(笑)
全員:(笑)
いいですね。普段ボカロPの名前ってチェックしないとなかなか名前もわからないし「何なんだろうなー?」っていうのもあると思うんですけど、こうして皆さんとお話をする中で「この人は――」って言えるようになっていくのは、座談会をやっていて非常に良かったと思える点の1つです。
NG:そうね。さっきの【BIRTHDAY】の話で言うと、概要欄に『「自分」になれた日 』って書いてあって、梵てんさんのTwitter見たら「生まれ変わったらアニソンを作る人になりたい。」って書いてあったんですよね。もともと作曲とかそういうものに憧れてた人なのかなとも思いましたね。
グリ:やっとやれた作品みたいな。
NG:そうそう。やっとなれた、やっとやれた作品って思うとすごくいいなって思いますね。
ありがとうございます。と言うことで、そろそろお時間が迫ってまいりましたので決めなければいけません。
うまんごー:え~。
NG:来たよ…。
まずは先ほど同様に、自分の曲以外で推すとしたらどの曲を推したいですかというのを皆さんにお聞きしていきます。ではまずはグリさんいかがですか。
グリ:う~ん…。
いいんですよ。悩んでいただいて。
グリ:いやぁ…う~ん。【スカイブルース・ロックンロール】か【Innocence】か。どっちかなんだけど…。どっちにしようか…。どっちも…。どっち…。……【Innocence】で。
わかりました。ありがとうございます。では続きましてあおともさんいかがですか。
あおとも:【あなたのいる世界で】でお願いします。
はい、ありがとうございます。続きましてうまんごーさんいかがですか。
うまんごー:えぇ…(笑)ちょっと悩みますね。んー。【BIRTHDAY】でお願いします。
はい、わかりました。何か嫌な予感がするな。はい、猫月さんいかがですか。
猫月:はい。【Innocence】でお願いします。
はい、ありがとうございます。NGさんいかがですか。
NG:【Innocence】で。
ありがとうございます。楓さんいかがですか。
楓:【BIRTHDAY】で。
ありがとうございます。さて分かれましたね。困りましたね。【Innocence】に票が集まっております。一旦この【Innocence】状態をキープしつつ、次の質問です。自分の推し曲を含めて今までの皆さんのプレゼンやフリートークを聞いた上で、今月のイチ推しをどの曲にするかお聞きしていきます。それではグリさんいかがですか。
グリ:【Innocence】で。
はい、ありがとうございます。あおともさんはいかがですか。
あおとも:【BIRTHDAY】で。
はい、ありがとうございます。うまんごーさんはいかがですか。
うまんごー:これ、自分の曲を入れると【Innocence】になるんですよ。
ありがとうございます。猫月さんいかがですか。
猫月:…どっちにするかなぁ。【Innocence】でお願いします。
ありがとうございます。NGさんいかがですか。
NG:【春の息吹】で。
はい、ありがとうございます。楓さんいかがですか。
楓:…ちょっと待って……。【BIRTHDAY】で。
はい、ありがとうございます。面白いことに【Innocence】と【BIRTHDAY】で2つに割れております。発掘枠の定義として初投稿から5作以内の曲を選ばさせて頂いております。とかく【Innocence】【BIRTHDAY】共に投稿が浅く【BIRTHDAY】は初投稿です。そこでこの2曲に絞って改めて皆様にお聞きします。今度は2択です。【Innocence】と【BIRTHDAY】。推すならどちらにしますか。先に言っておきます。割れた時は私がジャッジします。ではグリさんどっちにしましょう。
グリ:【Innocence】で。
はい、あおともさんどっちにしましょう。
あおとも:【BIRTHDAY】で。
はい、ありがとうございます。うまんごーさんどっちにしましょう。
うまんごー:う~~~~~~ん。んー…【Innocence】で。
はい、猫月さんどっちにしましょう。
猫月:【Innocence】で。
はい、NGさんどっちにしましょう。
NG:んー…そうだなぁ。そうだなぁ【BIRTHDAY】は初投稿か。【Innocence】は2作目だけ。さっきは【Innocence】って言ったけど【BIRTHDAY】で。
はい、ありがとうございます。では楓さんどっちにしましょう。
楓:【BIRTHDAY】で。
はい。ありがとうございます。さて私が決めます。
全員:(笑)
3票ずつで割れました。今回2曲とも素敵で素晴らしい楽曲だと思います。実は2曲ともボカコレの曲なんですね。ボカコレ投稿期間中に投稿された楽曲であるということと、タイムズとしてはやはり初投稿のボカロPさんを推したいという思いがあります。皆さんのお話を聞いた上で尊重したい部分は多々あるのですが、初投稿ながら王道中の王道と言ってもいいくらい良かったという感想コメントが非常に多かった。これからのクリエイター活動を応援したいという意味合いも込めて、発掘枠の今月のイチ推し曲には【BIRTHDAY】を推したいと思います。皆さんいかがですか。
うまんごー:はい、大丈夫です。
ありがとうございます。半ば強引で大変失礼しました。では今月の発掘枠のイチ推し曲は【BIRTHDAY】に決定とさせていただきます。皆さんどうもありがとうございました。
全員:ありがとうございました
<登場楽曲>
次回のボカコレ発表もあり、ますます盛り上がりを見せているボカロ文化ですが、最後に座談会メンバーからこれからのボカロ文化の未来について、こんな未来であって欲しい、明るい希望やこれからの展望とTimesへの激励メッセージを頂き、座談会を終了したいと思います。ではまず初めにあおともさん、お願いします。
あおとも:自分は前回のボカコレ春で投稿してやっとデビューできたボカロPなんですけど、投稿してる身から見て、結構みんな良い曲作ってて、自分も、もっと努力して良い曲に仕上げていかないといけないなと思いました。今日の座談会は楽しかったです。ニコニコのボカロは、まだまだニコニコを知らない人もいるので、そういうニコニコを知らない人まで広まってくれればいいなと思います。今日はありがとうございました。
はい、ありがとうございました。では続きましてうまんごーさん、お願いします。
うまんごー:はい、ボカコレのルーキーランキングとか投稿数とかをいろいろ見てても、今のニコニコのボカロカテゴリーだったり、そういう勢いって凄いなっていうふうに改めてここ最近実感しています。どうしても再生数が伸びる曲はYouTubeの方が伸びちゃうんですけど、ニコニコって満遍なく伸びてくれる印象があって、ちゃんと巡回して聴いてる人がいるなってのがあって。そういうのを後押しするボカコレとかそういうイベント、ユーザーでもネタ曲投稿祭とかいろんなイベントがあるんですけど、そういう盛り上がりっていうのを感じることができる今の状況っていうのが相当刺激にもなるし、ボカロ文化はこれからも良い感じに発展していくんだろうなってのを感じられて良いなと思ってます。
そんな中でボカロ曲を紹介する人とかが結構大事だと思ってて、ボカロタイムズもボカロを紹介する媒体として更に発展していろんなことをやってもらえたらというか、いろんなことに発展していったら良いなと僕は思ってます。というわけで、本日はありがとうございました。
はい、ありがとうございます。では続きまして猫月さん、お願いします。
猫月:はい、まず本日はありがとうございました。ボカコレはドワンゴのプレスリリースから出た通り、ニコニコ動画でボカコレの日がこれまでの最多投稿数ということで、そういうところも含めてボカロ文化っていうのは全然廃れてないし、これからもどんどん盛り上がっていくんじゃないかなぁと思います。ただ、今日いろいろ聴いていて思ったのが、やっぱりVOCALOID以外の音声合成ソフト、Synthesizer VやCeVIO AI、NEUTRINOとかUTAUとか、そこらへんのオリジナル曲の伸びがいまいちそこまでないので、是非そういうところもどんどん聴いていけたらなぁっていうのと、是非投稿者さんはVOCALOIDじゃなくてもVOCALOIDタグをつけて欲しいなっていう個人的な思いもあり、是非どんどんVOCALOIDっていう製品単体の縛りではなく、ボカロっていう広義のボカロ文化が盛り上がっていけたらなと思いました。Timesも半年おめでとうございます。お疲れ様です。RCもこれからも頑張っていくので、Times・RC・SmileS、いろいろとこれからもよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。では続きましてNGさん、よろしくお願いします。
NG:はい、ボカコレが終わって今回の座談会なんですけども、ボカコレの曲が結構含まれてて、最初ボカコレのTOP 30に入ってる曲とか良いかなぁと思ったんだけども、ボカコレでそういうランキングに入れば、もうちょっと評価されるのかなとか思ってたんだけど、案外そういうわけじゃないんだなって思って、なんかちょっと「あれ?」みたいに僕個人としては思ってます。今回の座談会もすごく面白かったです。また機会があれば座談会に参加したいと思っています。
はい、ありがとうございます。では続きまして楓ちゃん、お願いします。
楓:はい、今日は参加させてもらってありがとうございました。思ったこととしては、やっぱりボカコレ期間にたくさんボカロの曲が投稿されたけど、でも逆に投稿され過ぎて埋もれちゃった曲とかもあるんで。そういう曲とかも良い曲とかやっぱり、埋もれちゃってるって言い方するとアレだけど、隠れてるから、そういう曲ももっと見つけられたら良いかなって思いました。今日はありがとうございました。
はい、ありがとうございます。では最後にグリさん、お願いします。
グリ:はい、お疲れ様でした。ありがとうございました。いちオタクとして、「自分の中で知っておきたい!」「自分の中で留めておきたい!」っていうのもあるし、「みんなに知って欲しい!」ってのもあって、「うー、どうしよう……!」みたいなところがあるんですけど、Timesとかで新しい曲を知って、こうやって座談会をやって広めてっていうのを実際にやってみて、やっぱり人と意見を言いながら曲を知れるのはすごい良いことだなって思ったので、これからたくさんボカロ曲を聴いてみたいと思います。ボカロ曲があるから歌ってみたとか、踊ってみたとか、MMDとか、そういう派生系の作品がいっぱい生まれていくと思うので、これからもボカロPのみなさん、ほどほどに頑張ってたくさん良いボカロ曲を作ってください。よろしくお願いします。お疲れ様でした。
はい、ありがとうございました。では以上で座談会5月号、終了させていただきます。ご参加いただいた参加者のみなさん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
全員:ありがとうございました!
5回目の座談会。如何だったでしょうか。今回も非常に内容の濃い座談会になったのではないかと思います。何と言っても、毎回座談会参加者の募集を募らさせて頂くのですが、今回は過去最高の6人の座談会参加者メンバーでお送りさせて頂きました。どうなっていくのか。座談会開始まで不安な一面がありましたが、無事開催、終了まで出来てほっとしています。中でも今回は新着、発掘共に、最後の最後まで一推し曲を決めるのに、どの曲にすべきか悩む瞬間がありました。最終的に私の判断になってしまっている部分は大変申し訳ない想いがありますが、どの曲の素晴らしい1曲となっていますので、今月の一推し曲以外の楽曲も是非チェックして頂けると幸いです。
では、ここで、座談会5月号にご協力頂いた皆さんをご紹介させて頂きます。
- 座談会企画・進行・キュレーター&執筆者:エージェントNo.118
- 座談会参加者:N/G・あおともP・毬栗楓・猫月遥歩・ぐり・うまんごー
- 文字起こし等編集staff:♪ミュツタカ♪・moG・ベンゾー・かずにゃん
- ブロマガ掲載/転載フォロー:SmileS組織(運営)の皆さん
座談会5月号。如何だったでしょうか。今回も、私一人だけでなく、多くの皆様のご協力により、発行が出来ています。関係する全ての皆様に、改めて感謝申し上げます。本当に本当に、ありがとうございます。そして、何よりも、こうして読んで頂いている方に支えてもらっている部分があります。こちらも、重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。座談会も5回目を終え、次回は6回目の開催となります。もう6回目になるのかぁという想いと共に、企画から実施まで本当に毎回毎回長きに渡る準備時間を要しているので、座談会の実施が出来るだけでも感慨深いのに、座談会に参加しても良いよと言っていただける参加者がいなければ座談会は成り立ちません。本当に毎回、座談会参加にご協力頂いている皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。是非記事の感想等ありましたら、Twitterで#ボカロタイムズをつけて呟いて頂くか、ブロマガ記事の巻末にコメントを記入出来る場所がありますので、是非些細な事でも感想を書いて頂けると幸いです。ご協力を宜しくお願いします。
SmileSの活動として、展開しているThe VOCALOID Times。お陰様でタイムズとしては5月でハーフAnniversaryを迎えることができました。キュレーターである私も、日々大変ではあるのですが、全てはクリエイターの為に。その信念を貫いていくことには変わらずに、今後も発行を続けられる限り、していこうと思います。今後、発行頻度が減るかもしれませんが、出来る限りタイムズの発行を継続的に頑張っていこうと思いますので、引き続き、ご声援をどうか、よろしくお願いします。それでは次回、座談会6月号でお逢いしましょう(`・ω・´)ゞ
提供:2021年5月30日 キュレーター&執筆者 エージェントNo.118