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ベガルタ仙台から浦和レッズへの移籍は不退転の決意を伴うものだった。あえて厳しい環境に身を置くことで自身を律する。周囲の反対を受けながら、それでも信念を曲げなかった武藤を支えたのは、不断の努力と精進、そして尽きることのない向上心だった。浦和の攻撃を司るトップ下の『雄』が、1stステージ優勝の手応えを話す。
[浦和レッズマガジン優勝号掲載]
■新天地浦和で充実した時を過ごしている
──第16節を終えてリーグ戦無敗であることは、チームにどのような作用をもたらしているのでしょうか。
「チームに自信と落ち着きをもたらしています。危機感や焦りよりも、今のチームには安定感があります。たとえ相手に先制されても、積み重ねてきた自信によって落ち着きを保ったまま戦える。その結果、逆転できたり追いつけたりする試合が増えていますよね」
──そのような自信が芽生えたのはどの時期でしょう? 今季の浦和は序盤戦のAFCチャンピオン
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