3月28日に配信された「B’z 松本孝弘 x X JAPAN YOSHIKI Onlineスペシャル対談」を観た。
 
 内容がとても気持ちの良いものだったので、感想や気づいたことなどを綴ってみたい。


 
 まず最初に感じたのが、YOSHIKIとB’z の松本さんの関係あるいは相性の良さだった。
 
 無邪気で何も隠さずありのままの自分を見せるYOSHIKIと、真面目で良識と思慮に富んだ発言をする松本さん。
 
 それは、同じロックスターでありながら、純粋芸術家でもあるYOSHIKIと、職人のように実績を積んできた松本さんという、二人の音楽家としての在り方の違いそのものだった。
 
 つまりどちらもそのような在り方の極みであり、だからどちらも圧倒的であり嘘がないのだ。
 
 なぜなら、それぞれの音楽家としての在り方が、二人の人間性そのものが反映されたものだからだ。
 
 ということは、YOSHIKIについてはこのブロマガで僕がいつも書いている通りなのだけれど、松本さんも人間性がそのまま作品や音楽活動に表れている、本物のアーティストだということになる。
 
 僕が今回の対談を観ていて気持ちが良かったのは、日本人でありながらきちんとその本物性が垣間見えるアーティスト同士の会話だからであり、かつ二人ともエンターテインメントの本場アメリカで正しく評価されていることが嬉しかったからかも知れない。
 
 そのように内容が確かで豊かな対談だったので、観ながら色々なことを感じたり発見したりした。


 
 まず全体を通して、YOSHIKIがいくつかの局面で自分への反省のような発言をし、それを松本さんがそこがYOSHIKIの良さなのだ、という感想を伝えるという会話が目立ったが、そのやり取りにむしろ僕は、今のYOSHIKIが大変良い状態にあるのではないか、という印象を受けた。

 それはなぜか。