☆ メルマガPLANETS vol.42 ☆
~AKBから参院選まで、新宿から心斎橋まで、今週もイベント満載~
発行:PLANETS 2013.7.19 (毎週金曜日発行)
http://wakusei2nd.com
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。
今週、号外でも告知させて頂きました「PLANETS SELECTION for Kindle」、
お陰さまで、すべての記事が各ジャンルの1位になっておりました……!
再録にも関わらず、ダウンロードして下さった皆さま、ありがとうございます。
▽日本的想像力と「新しい人間性」のゆくえ
井上明人×猪子寿之×宇野常寛×濱野智史
▽いま東京と東京論を問い直す――首都機能から考える21世紀日本
門脇耕三×中川大地×速水健朗×藤村龍至+宇野常寛
▽食べログの研究――レビューサイトがもたらした「食文化」と「都市」の風景
川口いしや
そして、これはあくまで「第1弾」に過ぎません!
「だったらこれも電子書籍にしてよ!」というご要望も、常時募集中です。
テレビドラマ特集・お笑い特集・ゲーム特集などなど……
既に品切れのバックナンバーたちも、目次は下記ページから閲覧可能なので
ご参考までに眺めてみて下さい。
http://wakusei2nd.cart.fc2.com/?page=1
もちろん、内容は再録だけに限定されるわけではありません。
「宇野さんにこの作品について語ってほしい!」
「メルマガのこの連載がKindle版でまとめられたら読む」
などなど、ご要望がありましたらどしどしお便り下さい!
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/letter
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そして今週末はイベント2連続!
今夜は、久しぶりに新宿ロフトプラスワンに宇野が登場します。
ぜひタイムシフト予約して下さい。
▽7/19(金)19:00 堀江貴文×小林よしのり×宇野常寛
ホリエモン・トークライブ SESSION2 vol.2 「AKBはこれからどうなってしまうのか?」
その翌日=参議院選の前日には、國分功一郎さんとの二コ生も。
▽7/20(土)19:00~ 國分功一郎×宇野常寛
ニコ生PLANETS7月号「〈来るべき民主主義〉と〈手が届く民主主義〉」
そして、来週明けには、暑~い大阪は心斎橋にも行きます。
こちらは生放送無し、リアルイベントのみの開催になります。
▽宇野常寛×関口靖彦『原子爆弾とジョーカーなき世界』刊行記念トークショー
http://www.standardbookstore.com/archives/66114603.html
今号の「本と雑誌と本屋の未来」でも触れられている、
「ダ・ヴィンチ」現役編集長・関口靖彦さんがゲストですので、
嶋浩一郎さんと語りあった雑誌/メディアの未来についても
お話ししたいと思います。
▽『原子爆弾とジョーカーなき世界』はKindle版と併せて、Amazonで発売中!
引き続き、感想も募集しております。
▽『原子爆弾とジョーカーなき世界』感想まとめ
http://togetter.com/li/528218
それでは今週も高田馬場からお送りします、
今号のコンテンツはこちら↓
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├○ メルマガPLANETS vol.42:2013.7.19
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├○ 01.【特別掲載】嶋浩一郎×宇野常寛
├○ 本と雑誌と本屋の未来
├○ 第6回 雑誌にはロジックが必要だ
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├○ 02.【批評】中川大地
├○ 中川大地の現代ゲーム全史[日本編]
├○ 第11回 『ゼビウス』の神話
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├○ 03.【ルポルタージュ】稲垣知郎+濱野智史
├○ ちろうのAKB体験記
├○ 第27回 研究生について
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├○ 04.【インタビュー】この人のこの話がききたい
├○ 7月のこの人:根津孝太さん(znug design)
├○ 第3回 ニッポンのモノづくりのこれから
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├○ 05.【ノンフィクション】武本弦
├○ 震災離婚
├○ 第15回 賢者モード突入
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├○ 06.【過去原稿】今週のお蔵出し
├○ 7/19のお蔵出し:歴史の「終わった」あとにコントのように世界と遊ぶ
├○ (初出:「シアターカルチャーマガジンT.【ティー.】」No.9)
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├○ 07.【食べ歩き】
├○ 秘書A子の馬場ランチグルメ
├○ 馬場グルメ十四軒目:チャイカ
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├○ 08.【リアルタイムレビュー】中川大地
├○ じぇじぇじぇ!!('jjj’)『あまちゃん』日記
├○ 第15週 「おらの仁義なき戦い」
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├○ 09.【告知】今週のスケジュール
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├○ 10. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.41」からの続きとなっております。
▼「vol.41」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar286453
未読の方は併せてお楽しみ下さい!
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┗■ 01.【特別掲載】本と雑誌と本屋の未来
嶋浩一郎×宇野常寛
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▼本コンテンツは連載です。前回記事はこちら
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar286453
第6回 雑誌にはロジックが必要だ
■「総合カルチャー誌」のゆくえ:クイック・ジャパン、スタジオボイス
宇野 まずは「クイック・ジャパン」からいきましょうか。僕はこの雑誌を某早稲田文学のシンポジウムで超ディスったせいで、太田出版と4年くらい出入り禁止レベルで断交していました。それが電撃的な和解を遂げることによって、某自民党幹部との対談本が出る事になったんです。
嶋 あれは売れているんですか?
宇野 お陰様で売れているんですが、『AKB48白熱論争』の方が二倍くらい売れている。これが世界の真実ですよ。自民党よりもAKBですよ(笑)。
話は戻って、僕は赤田さんが作っていた頃の「クイック・ジャパン」は結構立ち読みしていました。1996、1997年くらいの頃、高校を出るか出ないかくらいのことですね。まだ椎名林檎がデビューしてなかったくらいかな。僕の世代のサブカル好きにとっては赤田さんは非常に大きな存在なんですよね。あの時に赤田さんがやったことって、今考えれば、サブカルチャーのカウンターカルチャー化だったんです。80年代のサブカルチャーって、そこまで対抗文化っていうニュアンスが強くなかったと思うんです。中森明夫が80年代安保と呼ぶような意味での、ポップカルチャーの量的な増大ですね。アニメとか大衆文化も含んだ増大です。どちらかというとあれっていうのは、80年代のイケイケドンドンな空気とか、都会に行けば楽しいことがあるという文脈に対して、すごく親和的だったと思うんです。
でも90年代に入るとサブカルチャーが一気に貧乏になるんですよ。