☆ メルマガPLANETS vol.19 ☆
~北島ぜったいお前のこと好きだって!!~
発行:PLANETS 2013.1.25 (毎週金曜日発行)
http://wakusei2nd.com
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こんにちは。PLANETS編集部・秘書A子です。
今週の金曜日も、「メルマガPLANETS」をお送り致します。
○あの「AKB48白熱論争がリクアワに帰って来た!」
皆さんはAKBの「リクエストアワー」をご存知でしょうか?
毎年恒例、メンバーならぬ楽曲の「総選挙」。
ファン投票でトップ100に入った楽曲をカウントダウン形式でやるライブのことです。
今年は1/24(木)から27(日)まで、四日連続のライブが行われるのですが、
最終日、小林よしのりさん・中森明夫さん・濱野智史さんと共に
トップ曲を予想する公式放送に宇野が出演します!
AKBヲタの方もそうでない方も、ぜひチェックしてみて下さい。
1/27(日)17:00~放送!
AKB48リクエストアワー直前!「どーなる?ベスト100 2013」
https://www.youtube.com/watch?v=LyAZuOAdC34
☆白熱論争カルテットが、再び公式番組に登場!!
○ニコ生PLANETS1月号は「食べログ」「Line」「ソーシャルゲーム」
更に、少し久しぶりのニコぷらもやりますよー。
「PLANETS vol.8」でも好評だったLINE論、食べログ論を中心に、
誌面には書けなかったディープな話もまとめてご紹介しちゃいます。
ゲストにはライターの川口いしやさんに、nanapi社長のけんすうさんも!
ぜひタイムシフトして下さい。
1/29(火)21:00~放送!
ニコ生PLANETS1月号「日本的WEB社会の現在~LINE、食べログ、ソーシャルゲーム」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv123701034
そんな感じで、
今号のコンテンツはこちら!↓
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├○ メルマガPLANETS vol.19:2013.1.25
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├○ 01.【エッセイ】宇野常寛
├○ 高田馬場で働いている評論家の日常
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├○ 02.【論点】宇野常寛 ★短期集中連載!!
├○ 日本文化の論点
├○ 第3回 東京とインターネットーー地理と文化の新しい関係
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├○ 03.【人生相談】國分功一郎
├○ 哲学の先生と人生の話をしよう
├○ 第19回「知人が、高校を中退して美容師になると言っているのですが……」
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├○ 04.【ルポタージュ】カリホリ
├○ テレビでは言えない話
├○ 第19回 雁首をそろえろ
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├○ 05.【インタビュー】この人のこの話がききたい
├○ 1月のこの人:常見陽平さん
├○ 第3回 「既得権益をめぐるゲーム」からどう抜け出すか
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├○ 06.【ルポタージュ】稲垣知郎+濱野智史
├○ ちろうのAKB体験記
├○ 第4回 AKBヲタになることは、推しメンを見つけることである
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├○ 07.【過去原稿】今週のお蔵出し
├○ 1/25のお蔵出し:「フェイク・ドキュメンタリー」から「ダダ漏れ」へ
├○ (初出:「わしズム」vol.30 夜明けの復刊号)
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├○ 08.【研究と探訪】小人論 ――暴走する片思いのメカニズム
├○ 第14回 現代少女漫画にみる「当て馬」
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├○ 09.【クロスレビュー】今週の映画批評 PLANETS映画チーム
├○ 1/25の映画:『テッド』
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├○ 10.【告知】今週のスケジュール
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├○ 11. 編集後記&次回予告
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※一部の連載記事については、
「メルマガPLANETS vol.18」からの続きとなっております。
▼「vol.18」へのリンクはこちらです。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar29001
未読の方は併せてお楽しみ下さい。
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┗■ 01.【エッセイ】高田馬場で働いている評論家の日常
宇野常寛
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このコーナーでは編集長宇野の時評的エッセイをお届けします。
時事評論から、書評、映画評、最近身の回りに起こったことへの感想など、
縦横無尽に、そしてリミッター解除で書き連ねていきます!
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フライングで発表してしまいますけど、2月26日「原宿シネマ」という映画館の一日館長をつとめます。
戦線から遠のくと、楽観主義が現実にとって代わる。そして最高意思決定の段階では現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けているときは特にそうだ……。あれから20年、世界情勢の変化と情報技術の進化は本作で描かれた現実/虚構、戦争/平和の境界線を決定的に破壊していると言えるでしょう。したがって本作の描きだした〈世界〉の姿は既に存在しないことになる。たとえば9.11以降「ここは戦線の後方に過ぎない」のではなく、戦線に前線と後方という概念が消滅していると考えることができます。総力戦からテロへの戦争の姿の変貌は戦場とそうでない場所との境界線を無効化しています。しかし、いやだからこそいまこの映画を考え直すことで、私たちはメディアの産み出す虚構がそれ自体で完結し得た(かのように見えた/信じている人がいた)時代の本質に接することができるのではないか。僕はそう考えています。「スタンドアローンで完結しない兵器なんて、ナンセンスだからな」という台詞がこの映画には出てきます。だとするのならは映画は、情報はスタンドアローンで完結し得るのか。答えそのものは明白です。しかし、本作について考えることの意味は/そしてこの映画が当時問うていたのは、明確な答えが出ているにもかかわらず、何もすることができない人間たちについて、に他ならないのです。よって僕は、この映画を今考えることは決して遅すぎる行為ではない、いやむしろ今だからこそこの映画は僕たちに決定的なものを突きつけている、と考えています。
2月26日、原宿でお待ちしています。
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┗■ 02.【論点】日本文化の論点 ★短期集中連載!!
宇野常寛
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情報化の進行は旧来の=20世紀的な文化論を過去のものにした――。
私たちは今、何を欲望し何に魅せられ、そして何を想像/創造しているのか。
現代日本の〈文化〉を考えることで、人間と情報、人間と記号、そして社会とのあたらしい関係を考える。
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▼本コンテンツは連載です。前回記事はこちら
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar29001
東京とインターネット
――地理と文化のあたらしい関係
†地理の死んだ街
僕は東京の高田馬場という街に住んでいます。
この街を選んだ理由は、それは高校の同級生が以前この街に住んでいたからです。彼が大学生の頃、高田馬場の駅前に部屋を借りていて、当時関西の大学に通っていた僕は夏と春の休講期間には必ずといっていいほどそこに転がり込んで遊んでいました。その彼は卒業後に地元に帰って高田馬場を離れてしまったのですが、僕は彼の帰郷とほぼ入れ違いで評論家になるために東京に引っ越してきました。それまで僕は京都で会社員をのんびりとやっていたのだけど、少し思うところがあって東京で言論活動をはじめようと考えた。そしていわゆる転勤族の家庭に生まれたせいで東北、九州、北海道と移り住んできた僕はいざ東京に住むとなると知らない街に暮らすのが不安になって、唯一なじみのある高田馬場に住むことにした、というわけです。
あれから七年、何度も引っ越す機会はあったのだけどいまだに僕は高田馬場に住んでいます。住み続ける最大の理由はその交通の便の良さですが、本音をいうと僕がいまだにこの東京という巨大な都市の中に、自分が心から住みたいと思える街が見つからない、というのも高田馬場に留まっている理由のひとつになっています。