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記事 7件
  • ~「こどもの日」にちなんで ~ 5月14日『雪の女王』『鉛の兵隊』DVD上映会開催!

    2017-04-17 12:23  

    今年も楽しいゴールデンウィークがやってきます。その「こどもの日」にちなんで、ロシアアニメを楽しみましょう。
    かつて、旧ソ連はアニメ制作では世界的な権威でした。それは、「アニメーションは児童の情操教育に大変有意義である」との国家的認識があったからです。そのため、ディズニーよりも多くのアニメを制作していたと言われています。
     その数ある作品の中で、今回は「雪の女王」を上映します。ある仲良しの少年少女がいました。ふとした時に、少年は「雪の女王」を怒らせてしまいました。そして、罰として「雪の女王」の宮殿に連れ去られてしまうのです。残った少女は、会いたい一心で少年を探しに出かけます。その旅の途中で、様々な出来事が……。
    この後は実際に映画でお楽しみください。同時上映でアンデルセンの珠玉の名作「鉛の兵隊」も楽しみましょう。同じ作品でも旧ソ連ではどのような描かれ方をしているか。興味津々です。
    『雪の女
  • 『サルタン王物語』DVD上映会 2月開催!

    2017-01-16 21:17  

    2017年最初の上映会は大人も子供も楽しめる文豪プーシキンの童話『サルタン王物語』です。
    美しい心を持った娘が若い王から愛されますが、そのことに嫉妬した姉たちの悪巧みによって、追放されるのです。たどり着いた場所はこの世とは思えないほどの楽園。さて、それから……、この後は上映会でお楽しみください。
     実は筆者自身はこの映画をテレビ放映で小学校2年生のときに見たのです。父が「珍しいな。ソ連の映画をテレビで放送するぞ。これは童話だからお前も見たら面白いぞ」と言って家族揃ってテレビの前に並んだのです。筆者にとって懐かしい思い出です。その放送の年は1970年。ベトナム戦争の最中で、米ソの対立が最も激しかったときです。小学生ですから、政治や世界情勢については詳しくありませんでした。けれども、何となく「アメリカとソ連って仲が悪いんだ」と感じていました。そういう時代背景の中でした。
    内容については、今は
  • 8・15「戦争と平和」を考える DVD上映会 『追想』開催

    2016-06-17 10:56  


    今年も「8・15」が来ます。毎年、この日の前後に戦争と平和を考えるためのDVDを上映しています。
     今回はフランス映画です。1975年制作の『追想』を上映します。これは、フランスで実際に起こったことを映像化したものです。
     ある外科医が愛する家族を殺されナチスに復讐をする内容ですが、随所に戦争の悲惨さがにじみ出ています。戦争は悲劇しか生まないということを実感出来る映画です。国家として戦争に勝利しても、愛する家族を失ったその悲しさからは逃れられません。勝利者も敗北者も共に戦争の犠牲者であることが分かります。

    ◆ 日時:2016年8月28日(日)14:00~◆ 場所:横浜平和と労働会館5階 当協会教室◆ 会費:一般500円、会員300円(黒パン・お茶付)◆ 参加お申し込み:NPO法人神奈川県日本ユーラシア協会事務局
    Tel/Fax: 045-201-3714E-mail: eurask2
  • 「名作映画鑑賞懇親会」戦後初のカラー映画『石の花』

    2016-01-30 14:14  

    昨年は戦後70年という区切りの年で戦争と平和を考える作品を中心に、一年間6回の映画DVD鑑賞を行いました。今年は旧ソ連の作品を中心に開催します。 そのトップは『石の花』です。第二次世界大戦後、日本で最初に公開されたカラー作品です。1946年製作のソ連初の長編カラー映画で、日本公開は1947年でした。まだ、日本中に戦争の傷跡が生々しく残っていました。その焼け野原だったころ、映画館の中でこの『石の花』を観賞した観客は、映像の美しさに声もありませんでした。現在のCGやFSXにも匹敵するような映像の世界は、とても70年以上前のものとは思われません。そのすばらしさは実際に上映会でごらんになってください。
     すばらしいのは映像だけでなく、その話の面白さにもあります。民話をもとに、子供から大人まで楽しめる内容になっています。今ここで種明かしをしてしまうと、観る楽しさが減ってしまいますので、内容には触れ
  • 『戦争と人間』第三部完結編~DVD上映会案内~

    2015-10-30 11:22  

    戦後70年の締めくくり、今年最後の上映会は五味川純平原作「戦争と人間」第三部完結編を鑑賞します。

     第一部から第三部までを上映すると、およそ10時間にも及ぶため、今回は第三部完結編のみを上映します。この第三部完結篇の圧巻は、ノモンハン事件の正確かつ精密な戦闘シーンが描写されていることです。ノモンハン、この聞きなれない言葉をご存知でしょうか。これは高校の日本史教科書では、欄外の説明にほんの一行にも満たない記載があるだけです。1938年の張鼓峰事件と併記され、「1939年ノモンハンにて日ソ両軍の武力衝突があった」とあるだけです。

     しかし、このノモンハンは「擬似太平洋戦争」とも言える、日本陸軍が初めて体験した近代戦であったのです。近代科学兵器に対する精神主義が見事に描かれています。未見の方のために詳述はできませんが、「天皇陛下から賜ったこの38式歩兵銃を何と心得ているか」「(弾が)当たら
  • 「ウクライナ風イースターエッグ絵付け教室」開催中止のお知らせ

    2015-04-20 04:27  
    5月24日(日)に開催を予定していた同イベントは、講師側のやむを得ぬ事情により開催中止となりました。 大変申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 その他、各種イベント、旅行、芸能、スポーツ、芸術、歴史、語学に関するお知らせなどは神奈川県日本ユーラシア協会機関誌『日本とユーラシア』2015年4月号電子版をご覧下さい。http://www.geocities.jp/eurask/news/index.html
  • 猫好きにはたまらない映画「こねこ」~DVD上映会案内~

    2015-02-17 17:28  
    動物をテーマにした映画はありますが、その中でも猫は少数です。家庭で飼われるペットの代表である犬と猫ですが、犬の映画は名犬ラッシー、忠犬ハチ公など内外にあります。猫はどうでしょうか?猫好きには何とも残念です。そんな猫好きが泣いて喜ぶ映画がロシア映画の「こねこ」です。何をかくそう、関戸は中学一年の時に野良猫を拾ってきて以来、20年近く猫を飼い続けていたのです。この映画を見て、拾ってきたときのことや飼っているときのことを懐かしく思い出しました。ペットショップで買ってこられた子猫が、ある音楽家の家で起こすドタバタ騒動。ある時、窓から落ちてトラックの屋根につかまり、遠くまで運ばれたその子猫が遭遇するあれこれ。さて、どうなることやら…。続きは見てのお楽しみ!
    登場する猫の可愛いことはこの文章では表せません。猫の目線で見たロシアの日常生活の描写も大変興味深いです。日曜の午後、明るく楽しい映画のひとときを