閉じる
閉じる
×
津久井稲緒先生のCSRに関する論稿(2024,日本経営学会誌)を拝読しました。
企業が社会に対して果たす責任は、役割責任(企業として社会にどう貢献するか)と結果責任(企業活動で生じた随伴的結果に対してどう対応をとるか)に区分されるということ、近年のCSV(Creating Shared Value)は役割責任に議論を限定してしまっていること、一方で過去のCSRは結果責任にばかり重きを置いていること、という整理がすっきりする。
業績に加えて、この2つの責任に対しても経営管理を実施していくべきである、とするのが「複眼的管理」論の骨子となる。
そこまでは、大きな方向性としては否定することはないだろう。
問題は、それをどう実現するかだ。
本当はそこのところを議論する必要があるのだけれども、論稿はここまで。
***
企業が果たすべき社会的責任をどれだけ誠実に取り組んでいるか。
その全てが株主価値とし
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になれば入会月以降の記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
中川先生のやさしくもないしビジネスでもない話。
更新頻度:
不定期
最終更新日:2024-09-13 13:33
チャンネル月額:
¥550
(税込)
ニコニコポイントで購入
当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。