『大東亜論』のコンテを上げた。
福岡・博多の登場人物が多いので、キャラの一人一人に
なり切っていくと、博多弁がどんどん出てきてしまう。
忘れていた博多弁まで出てしまうのだが、スタッフは
意味が分かっているのだろうか?
欄外に博多弁の訳を書かなければならないので、
みなぼん忘れないで。

『大東亜論』は連載の締め切りは無視して、第3巻の
終わりまでさっさと描き上げてしまい、単行本用の
描き下ろしの日数を確保したい。
企画ページの製作もあるので、一か月は捻出せねば
ならない。 

本のソムリエの清水店長と対談した『孤独を貫け』
という本が、すでに清水氏の書店では先行販売が
始まっているという。
仕事場に行ってないから、見本本をまだ見てないが、
この本は「小林よしのりは偏見を持たれ過ぎだから、
誤解を解きたい」
という清水氏の申し出を受けて
対談したものだ。 

実際、先日の地震でも生理用品を巡って、
「女の敵」扱いをされ、罵詈雑言が押し寄せたが、
それも慰安婦問題の後遺症で、偏見を持たれていた
からだろう。 

まるでわしが女性には月に一回生理日があることすら
知らない男のように罵られたが、いくらなんでも
妻と40年も暮らしていて、生理のことすら知らないなんて
あり得ないだろう。 

さらに歴代の秘書にも、その方面では配慮してきたし、
現在も、秘書には個室を用意して、男性スタッフと一緒に
仕事するもよし、一人で仕事するもよしと、体調に合わせて
選べるように最大限の配慮をしている。

数々の女性と付き合ってきたわしだ。
生理だけは自分の領分だと女は思っているかもしれないが、
わしは付き合った女性の数だけ、生理のパターンを熟知して、
そのときの女性の体調や気持ちにも配慮してきたし、
生理に関するトラブルにも対処してきた。
そこいらの女より、わしの方がよっぽど経験値が高い。
自分の生理しか知らない女ごときに、生理を知らない
男のように言われたことが、最近一番腹が立ったね。
この復讐はいつかしようと企んでいる。
ダンディズムが分からない女も増えてしまったものだ。 

清水店長との対談本『孤独を貫け』は、共同体から離脱した
「私人」が、それでも「絆」を欲してネットの集団性に依存する
この時代に、あえて孤独の意味を語り合った書である。
清水店長の思惑どおり、これで偏見が少しは減るだろうか?
減らないような気がする。

わしはもう一生「女の敵」として生きていくことに決めた。

 

 

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