(byよしりん企画・トッキー)

「読書メーター」のコメントから
『民主主義という病い』の感想をご紹介します!


この世に「完全」な思想・理念などというものはなく、
「完全」を唱えた瞬間に、それはひとつの宗教になる。
民主主義もまたその例にもれないのだ、というような事を
本書は力説しています。
読み終えた頃には「民主主義」という言葉自体の認識が
変わってしまいます。
フレンチをはじめとした文化を通じて、文明の在り方や
歴史を親しみやすく、 しかし過激に、ストレートに
解説・批判する構成は、「三ツ星シェフ」よしりん一流の
匠の技であり、お見事です。
秘書みなぼん氏の狂言回し的な部分が、いつにも増して
可愛らしく、楽しく読めました。
(若林丸さん)

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「民主主義とはなんだ?」「これだ!」とデモをする
大学生には、私も強烈な違和感を感じていたので、
民主主義の前提を共同体意識を基盤とした「議論」にある
との指摘には大いに共感した。
「議論」をするには、相応の知識を身につけ、自らの
意見を考えねばならず、決して「これだ!」等と安易に
言うことができない筈である。
国民投票により英国のEU離脱が決まり、米国でも
トランプ旋風が続く等、西欧型民主主義やグローバリズム
の限界が顕在化している今日、多くの人が読むべき
本だろう。
民主主義に関する本の紹介も多く、その意味でも
勉強になる。
(Izutanさん)

民主主義という病い

そういえばネットニュースでシールズ坊やたち、
「ラップ調でがなったり、激しいだけで中身の無い
アジテーションを繰り返したり」と派手なことはして
見せるが、中国軍の領海侵犯や英国のEU離脱など、
世界情勢への洞察力や基礎的な教養が問われる
話題についてはダンマリを続けていて、
「これが若者代表だとしたら、少し残念」と皮肉を
書かれてましたなあ。

何の知識もなく議論もできない坊やたちに、
民主主義をうんぬん言える資格なんて
ホントはないハズなんですがねえ・・・。

 

 

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