昨日の東京新聞に「大波小波」というコラムがあって、
「ゴジラはシンじゃうぞ」という文章が載っていた。
「小林よしのりが、作品への失望を表明し理由を
ホームページに書き込むと、(シン・ゴジラの)
絶賛派が殺到した。庵野ファンの東裕紀は、判断を
留保しただけでオタク連から敵認定されたと怒り、
『オタクたちが、政治家と日本の技術力に願いを
託す時代になった』と慨嘆する」
なるほど、そういうことになっていたのか。
いかにもネトウヨチックな映画で、緊急事態法が必要
というプロパガンダな臭いがプンプンする上に、あの女の
防衛大臣なんか、稲田朋美を上回る準男性だったので、
わしはゴジラの持つ神話的な夢に浸れなかったのだ。
リオ・オリンピックの安倍晋三のマリオ変装にしても、
オタク的なサブカルが、実に安易に政治利用される
時代になった。
わしはそれを「軍靴の響きが聞こえる」的な論法としては
使わないが、サブカルが政治利用される危険性には
自覚的でいなければならないとは思う。