ものすごくたまげたのだが、産経新聞に
「首相 異例の自衛隊批判」という記事が載っている。
「最大の壁は男性中心の文化」と書いてある。 

安倍晋三は12日防衛省で行われた自衛隊高級幹部会同に
出席し、女性自衛官の比率が少ないことに触れてこう
語ったという。
「最大の壁は根強く残る男性中心の働き方の文化だ。
これを根底から変えていく必要がある」 

自衛官の女性比率を増加するために「男性幹部諸君が
自らの問題として積極的に取り組んでもらいたい」

安倍晋三が指示したそうだ。 

さらに「欧米諸国にできて日本にできないはずがない」
と語り、安倍自らが掲げる「女性活躍社会」を自衛隊にも
実現するよう迫ったという。 

はああああああああ?
女系天皇はダメ、それどころか女性天皇もダメ、例え
男系の愛子さまであっても皇太子にするのはダメと
主張する安倍晋三が、
「最大の壁は根強く残る男性中心の働き方の文化だ」
と批判するのは、どういう思考回路なのだ? 

労働力としては、男女平等で、女性活躍社会にせねば
ならない。
しかし、国の象徴としては「男性・男系」でなければ
許されないとするのは、史上最大の矛盾ではないか!
脳みその半分がでんぐり返ったのだろうか? 

まさか文化は男女平等にしなければならないが、皇統の
Y染色体・男系固執は伝統であると主張するつもりか? 

それは我が国の伝統は首狩りだが、文化は人間愛である
と主張するようなもので、国の象徴だけは断固首狩りを
続けなければならないと言い張るに等しい。 

伝統は陋習ではない。
変化しても伝承されるエートスこそが伝統であって、
文化と著しく乖離してしまうドグマ(教義・教条主義)は
伝統ではないのだ。

 

 

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