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天皇陛下の退位を巡る政府の「有識者会議」の座長代理・
御厨貴が東京新聞のインタビューに答えている。
「十月の有識者会議の前後で、政府から特別法でという
方針は出ていた。政府の会議に呼ばれることは、
基本的にはその方向で議論を進めるのだと、個人的には
思っていた。」
有識者会議は初めから「結論ありき」だったのである。
退位を否定する叛逆者を7人も入れて、ハードルを高く
しておき、結論で「一代限りの特別法で退位させる」という
落としどころにする。
そうすれば国民は「ともかく退位できるなら良かった」と
安堵する。
国民を愚民と見做しているから、これで「男系固執の死守」
という安倍政権の邪心は叶えられる。
「一度定まった特別法は、次に同様の問題が起きた時に
先例となる。」
「特別法なら、将来の事態にもフレキシブルに(柔軟)に
対応できる。」
これでは次の天皇陛下もまた特別法で退位させられること
になる。
時の政権の都合次第で、特別法で強制的に退位させることも
できる。
それほど特別法はフレキシブルということだ。
天皇陛下が望む「安定的な皇位継承」はとても望めない。
「恒久化する場合、どのような要件を盛り込むかが非常に
難しい。」
「天皇陛下の意思があること」
「皇太子が成人していていること」
「皇室会議の議論にかけること」
以上の3要件を皇室典範に書けば、1000年もつ。
全然、難しくない。
有識者会議は初めから「結論ありき」だったのである。
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小林よしのりライジング
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