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説明の難しい漫画が恐い。
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説明の難しい漫画が恐い。

2013-10-26 13:30
     

    11月に国民的スターが司会をするテレビ番組に出演することになって、
    そのディレクター氏らと仕事場で打ち合わせした。

    打ち合わせ終了後、
    仕事場の様子が見たいと言うので、見せてあげたのだが、
    机の上に散らばっているのは『大東亜論』の原稿だ。

    なんだか血なまぐさいシーンが目につく。

    もっと目に優しいシーンの原稿を拡げておけばいいのに、
    うちのスタッフは気が利かない。

    「何の作品を描いているんですか?」と尋ねられる。

    これを説明するのがすごく難しい。

    「これは右翼の源流とされる玄洋社の物語なんですけどね・・・」

    「頭山満という政治家も恐れる大物が主人公なんですよ・・・」

    「右翼と言っても戦後はGKQのせいで誤解がありましてね・・・」

    し~~~~~~~~~ん・・・

    「もちろん民主主義の時代じゃないですから、テロもします。」

    「右翼団体の者がテロをやってたのも、
     これを真似てるんですが、時代が違う。」

    「発売されたら過激だと思われるかもしれませんが、
     作品中には政治家に対するテロが出てきます。」

    し~~~~~~~~~ん・・・

    なんだか説明すればするほど、不穏な空気が漂ってくるような気がして、
    説明の入り口がミスしたような気がしてならない。

    考えてみたらこれって、人にどう説明したらいいんだ?

    せっかく「AKBの人」でイメージが軟化したのに、
    また「右翼の人」に逆戻りか?

    いやんなっちゃうよなあ・・・。

     大東亜論・作画

     

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