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特定秘密保護法案について2
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特定秘密保護法案について2

2013-12-03 16:30
     

    「特定秘密保護法案」では、「テロ」の定義をする条文にこうある。

    政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し

    「デモ」は「主義主張」の「強要」と解釈できるから、
    石破茂の言う通り、「絶叫デモはテロ」ということになってしまうわけだ。

     

    石破茂は「絶叫戦術はテロ行為」とブログに書いた。

    だが普通、デモは民衆の政治に対する怒りだから、絶叫になってしまうものだ。

    悲壮感が漂えば、民衆は武器を持たないのだから、絶叫で声を届けたいと思う。

    整然と粛々と行うデモならば、権力者に無視されるから、絶叫になるのだ。

     

    すでに日本のデモは警察に十分規制されているのだから、
    これ以上規制するのならば、民主主義国家ではなくなってしまう。

    中国では共産党がデモも徹底規制しているが、日本はあんな独裁国家ではない。

    70年安保の時代は、現在のデモの比ではなかった。

    もう十分、大人しくなったのに、それでも「テロ」と言うようでは、
    政治家も異様に度量が狭くなったものだ。

    そんな政治家だから、
    「特定秘密保護法案」なんか、危なっかしいと思うしかない。

     

    しかも在特会&ネトウヨの「ヘイトスピーチ」は、
    権力に対してデモしているわけでもなく、
    少数民族への差別のために 「絶叫デモ」しているのに、
    安倍政権はむしろそれを許容している。
    「テロ」などと言ったことがない。

     

    さらに言うなら、選挙のときの街宣車からの候補者の名前の連呼は、
    下品な騒音そのものでしかなく、石破茂の定義ならば、
    「テロ」そのものである。

     

    法律は条文の解釈次第で、権力者が応用できる。

    石破茂のように狭量な政治家が党首の政権が出来たとき、
    反対者のデモが「テロ」だと感じるような政治家が多くなったとき、
    「特定秘密保護法案」はいくらでも悪用できるのである。

     

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