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村山談話・河野談話に未来はあるか?
第28回 河野談話の見直しは日米同盟の障害である
未だに自称保守&ネトウヨ(実は極右)は、
河野談話の「見直し」や「撤廃」を政府に求めている。
それをやったら米政府の信頼をさらに裏切り、
さらに「失望」させると大人ならわかるはずだが、
反知性主義の連中だからわからない。
もはや駄々っ子なのだ。
親米派の田久保忠衛は、産経新聞に嬉しそうに、
「日米が立ち返る『トモダチ作戦』」と題する説を書いていた。
ここのところ米国がずっと日本につれなかったが、やっと来月、
オバマ大統領が日本・韓国など東南アジアを訪問し、
同盟関係を重視してくれそうだと喜んでいる。
そして最後に「歴史認識は別の話である」と文章を結ぶのだが、
そうはいかないのだよ。
慰安婦問題をめぐる河野談話の「検証」に、米国が
非公式に強い懸念を総理官邸に伝えていたことが明らかになった。
駐日アメリカ大使館の幹部が「検証は望ましくない」と言っている。
「検証結果を公表すれば日韓関係がさらに悪化する」
「4月の日米首脳会談で歴史認識が焦点になることは避けるべき」
とも言っている。
自民党関係者は「事実上、検証をとりやめるよう要請してきたもの」
と受け止めている。
そこで菅官房長官は、国会の要請があれば、
検証結果を提出する用意があるが、
河野談話そのものの見直しは考えてないと明確に述べた。
オバマが来日する前に、日韓の冷え込んだ関係を
改善せねばという切迫感が日本政府にはある。
日韓の外務次官級協議が12日にソウルで開かれる。
そこで河野談話を引き継ぐことが約束されるだろう。
わしは元々、日米同盟に重きを置いてないから、
河野談話なんか撤廃してもいいのだが、
自称保守&ネトウヨは日米同盟に重大な亀裂が入る覚悟を
しているのだろうか?
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小林よしのりライジング
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