イラクの危険な状況が世界の耳目を集め始めた。
6月23日の産経新聞で、親米ポチ保守の田久保忠衛が
『「イラクの混乱」で目を覚ませ』という一文を書いている。
田久保はイラク戦争の時に、わしとは対立し、
アメリカを全面的に支持していた。
岡崎久彦と田久保忠衛、この二人はイラク戦争を支持せよ
と訴えて、政府や世論をミスリードした。
イラク戦争の失敗は、これでもかというほど証明されて、
今の混乱がある。
『「イラクの混乱」で目を覚ませ』というから、
「おお、ついに田久保忠衛も目を覚ます時がきたのか」と
感慨深く記事を読み始めた。
田久保は、イラクは内戦状態で、三分裂するのは
時間の問題だと言う。
まあ、そうでしょう。
いよいよ反省するかなと期待すると、
日本は国際情勢の現実から目をそむけてはいけないと
説教している。
あんたに言われたかないよと思うが、自分に対する
戒めかもしれない。
さあ、反省来い!
ところが欧米メディアが
「イラク戦争―フセイン政権の崩壊が困難の始まりだ」
と言っているのを、田久保は否定している。
はあ?
そして結論は、
「集団的自衛権の行使容認の足を引っ張っている
政党と政治家は、中東情勢の激変をどのように
考えているのか」と導かれるのである。
はああああああああ?
な・・なんちゅうことなの?
イラクが混乱してるから、集団的自衛権を急げ?
それ、どういう意味なの?
「早く自衛隊を中東に送るんだ!」としか
意味とれないっす。
脳の回路が確かにおかしい!