甲斐バンドのコンサートのあとで、
萩尾望都大先生と喫茶店で話しをして、
それから打ち上げに参加した。

小林よしのりと萩尾望都というのも、漫画ファンが見たら、
信じられない組み合わせだろう。

二人とも福岡出身なんだが。

そこで俳優の吉岡秀隆くんと色々話をした。

「若者たち」の裏話や、満島ひかり蒼井優
演技の上手さや、最近の俳優の黄金期と
脚本の問題などを話して、楽しかった。 

吉岡くんはものすごく気が利く男で、
ビールを注いでくれたり、鍋を作ってくれたり、
まるで女房のように世話してくれて、
この手で女を釣ってしまうのかなと勉強になった。

いや、勉強しちゃいけないか。

本当にいい男で気に入った。

吉岡くん、応援しよっと。

 

しかし甲斐は今でも「わんぱく」だ。

大人しい萩尾さんがやっとのことで小さな声で、
甲斐の歌が凄かったと感想を述べているのに、
その途中で自分の話をガンガンしゃべくってしまう。

それもこれもパワーが余り過ぎているからだ。

フルオーケストラと合わせるために、午後のうちに
全曲歌ったらしいから、一日で二回も歌っているくせに、
それでも二次会で誰よりしゃべりまくっている。

相変わらずのパワーで「わんぱく」で呆れていたが、
彼は末っ子だという。

わしは長男だから、そこが思慮深いわしとの差なんだな。

 

しかし甲斐も60歳を過ぎてるのだが、わし同様、
老いた感覚はないだろう。

わしも翁を自覚して、笠智衆のような心境になろうと
頑張ってるのだが、まだ冒険や挑戦を
諦める気になれない。

 

 

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