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元をただせば、安倍首相が安保法案の「夏までの成立」を、
アメリカで公約してきたから、こんな事態になったのだ。
しかも法案の合憲性を、砂川判決に求めるという
デタラメなことをやったことも失敗だった。
憲法違反があまりにも明白すぎる。
憲法改正に真正面から挑まなかったことがウルトラ級の
失敗だった。
アメリカに抱き付くことだけが目的の法案だから、
「戦争法案」と呼ばれるのだ。
北朝鮮や中国の脅威は、中東での戦争の後方支援よりは、
現実性が低すぎる。
ホルムズ海峡の機雷掃海も、邦人救出の米艦警護も、
国民に印象付けた例題がすべて崩壊している。
これでは馬鹿でも法案の必要性の根拠がないと
思ってしまう。
だが安倍首相は折れるわけにはいかない。
アメリカからの信頼を失ったら、鳩山由紀夫と一緒に
なってしまうからだ。
果たして今週中の採決が本当に出来るのだろうか?
良識の府である参議院で、あんな力づくの抵抗を
野党ができるとは思わなかった。
みっともないけど、与党もみっともない結論ありきの
議論ならぬ「疑論」を続けてきたことだし、この混乱は
必然だ。
連休を挟んでも反対は増すし、60日ルール使っても
さらに反対は増すし、果たして岸元首相の決断の再現が
できるかどうか?
おのれの退陣をかけて通すことができるか?
RSSブログ情報:http://yoshinori-kobayashi.com/8628/
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小林よしのりライジング
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