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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「UFCは生き残れるのか? 地上波放映の契約更新交渉が始まる」です!
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UFCが2011年にFox Sportsと締結した米国でのテレビ放映権が、2018年末に満了する。これに伴いUFCでは、2019年以降の米国でのテレビ放映について、現在複数のテレビ局と交渉を行っている。この件について米MMAメディアで新情報の報道がみられたので、今回はこれをまとめてみたい。
米国でのテレビ放映権は、基本的にDAZNでの配信が中心となっている日本のファンの観戦体験には直接影響はないのかもしれないのだが、UFCの経営にとっては、おそらく最も重大な契約である。というのも、米国内でのテレビ放映権料は、UFCにとって最も大きな収入源であり、かつ複数年にわたり安定した収入が期待できるからである。
UFCはこの先数年で、米国で放映権が更新される唯一のメジャースポーツであることから、優良コンテンツを確保しようとする各スポーツチャンネルから引く手あまたの取り合いとなり、放映権料も急騰するのではないかとの楽観的な見通しもある。他方で、テレビ離れとストリーミングへの移行がすすみ、巨額のテレビ放映権料など過去の遺物になろうとしているこの変革期に、果たしてUFCは生き残れるのだろうか、という懸念もある。
契約交渉はまず、現在の契約相手であるFox Sportsとの独占交渉からスタートした。現在のFOXとUFCの契約では、年間放映権料は平均1億2千万ドル(約135億円)となっている。初年度の2011年には9千万ドルだったところ、毎年少しずつ金額が上昇し、2017年には1億4千万ドル、2018年には1億6千万ドルとなる仕組みだ。
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