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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは、“新・入れ墨モンスター”シュラックのデスマッチ・メタルに震えろ!!
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フィラデルフィアのタトゥーショップ『ブラック・バルチャー・ギャラリー』で、現在、彫り師(タトゥーアーティスト)として活動しているある男がいる。彫り師歴は20年にも及び、日本の伝説の和彫り師、三代目彫よしと会うのが夢だと、私に教えてくれた。
同じくこのフィラデルフィアに、バンドのメンバーが流血しながら演奏するウルトラバイオレントなデスメタルバンドが存在することをご存知だろうか。プロレスラーが乱入したり、凶器でお互いを殴り合う“デスマッチ・メタル”とでも言うべき演奏形態を得意とする『EAT THE TURNBUCKLE (イート・ザ・ターンバックル)』だ。
そんな過激さゆえに、イギリスツアーを決行中、スコットランド・グラスゴー公演が、地元保守系政治家から「あまりにも暴力的すぎて危険だ」という理由で圧力がかかり、公演中止となってしまった。
そんな我々にとっては愛すべきバンドで、ギターを担当しているのが、“新・入れ墨モンスター”の異名を持ち、プロレスラーとしても活躍中のSHLAK(シュラック)だ。そう、先ほど紹介した彫り師の男である。彫り師、ミュージシャン、プロレスラーと、三足のわらじを履き、「アイツは何者だ!」とばかりに、日本の米インディーマニアにもじわりじわりと名前が浸透しつつある彼に、今回あれこれと質問をぶつけてみた。
シュラック所属のメタルバンド『イート・ザ・ターンバックル』は、ドイツで開催された世界最大級のメタルフェス「Wacken Open Air (ヴァッケン・オープン・エア)2016」に出演。また、チェコ共和国で行われる過激なことで有名な「Obscene Extreme Festival (オブセンス・エクストリーム ・フェスティバル)2016」では、ステージ上にプロレスのリングを組み、有刺鉄線や蛍光灯、竹串攻撃などで流血しながら演奏するという破茶滅茶なステージングを見せつけ、狂っている観客たちをより狂わせた実績を持っている。
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