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◆今回の概要
プチ鹿島氏の「おいしいお好み焼きを食べるとつまらない映画を思い出す」論というコラムをスタートに、コンテンツとどのように向き合うべきかを考えてみました。
お知らせ:『渡辺文重の有料メルマガ批評』では、更新するたびに「更新メルマガ」を配信しています。「更新メルマガ」は、更新したことをお知らせるだけでなく、有料記事の「期間限定無料URL」や、記事掲載後に執筆した「あとがき」などのコンテンツが用意されています。「更新メルマガ」は、『渡辺文重の有料メルマガ批評』の有料購読者以外でも無料で登録・配信されますので、お気軽に登録いただければと思います。
http://www.targma.jp/watanabe/mailmagazine/
◆参考にした有料メルマガ
プチ鹿島の思わず書いてしまいました!!/毎週月曜日/680円
http://www.webdoku.jp/premium/merumaga/page/kashima.html
海燕『ゆるオタひきこもり生活研究室』/ほぼ毎日/315円
http://ch.nicovideo.jp/blog/cayenne3030/nico
若林理砂『鍼灸師が教える一人でできる養生法』/第2・第4月曜日/525円
http://yakan-hiko.com/wakabayashi.html
谷本真由美『週刊めいろま』/月4回程度/840円
http://magazine.livedoor.com/magazine/80
レッズプレス!!/不定期/315円
http://www.redspress.jp/
◆まずはあいさつから
ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。
私は日常的に、有料メルマガを読んだり、アニメを見たりしているのですが、しばしば、内容を「消化」するまでに時間がかかる作品に遭遇することがあります。「消化」とは比喩的な表現ですが、分かりやすく説明するならば、読んだり、見たりした内容を理解し、自分なりの解釈を与えること、となるでしょうか。そして、話題となっていることを、素早く「消化」し、何らかのリアクションをすることが、リアルタイムウェブの世界で注目を集める上で重要な才能だと思っています。
もし、私がTVショーのコメンテーターを職業としているのならば、「消化不良」のままでも、何らかのコメントを発する必要があったでしょう。しかし、幸いなことに、私の職業は有料メルマガ評論家です。というわけで、今回は以前から気になっていた、とある記事を紹介したいと思います。それは、6月10日(月)に配信された『プチ鹿島の思わず書いてしまいました!!』56号に掲載されたコラム、「おいしいお好み焼きを食べるとつまらない映画を思い出す」論です。
以下、どのような内容だったかを要約します。
広島マツダスタジアムで野球観戦をしたプチ鹿島氏は、Twitterからの情報を参考に、おいしいお好み焼きの店に行くのだが、そこで、「美味しいものだけ食べてるので本来これがどれだけ美味しいのかわからなくなってきた」という、不思議な感覚に襲われることになる。
プチ鹿島氏は以前にも、この感覚を映画で味わったことがあると記す。週刊誌の評価を参考に、点数の高い映画だけを見続けていたため、つまらない映画を見た後、「なぜ、つまらないのか?」と腹を立てたのだという。しかし、その後、面白い映画を見たことで、面白い映画のありがたさが分かったと説明する。面白い映画見続けたことで「おもしろさのありがたみ」が希薄になったのだ。
そして、このことを「百点ばかり求めていたらわからない感覚」だと記している。
私は、プチ鹿島氏のいう「百点ばかり求めていたらわからない感覚」に対し、即座に高い共感を抱いたのですが、同時に、それを文章として発表することには、ためらいを感じました。
プチ鹿島氏の「おいしいお好み焼きを食べるとつまらない映画を思い出す」論というコラムをスタートに、コンテンツとどのように向き合うべきかを考えてみました。
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海燕『ゆるオタひきこもり生活研究室』/ほぼ毎日/315円
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もし、私がTVショーのコメンテーターを職業としているのならば、「消化不良」のままでも、何らかのコメントを発する必要があったでしょう。しかし、幸いなことに、私の職業は有料メルマガ評論家です。というわけで、今回は以前から気になっていた、とある記事を紹介したいと思います。それは、6月10日(月)に配信された『プチ鹿島の思わず書いてしまいました!!』56号に掲載されたコラム、「おいしいお好み焼きを食べるとつまらない映画を思い出す」論です。
以下、どのような内容だったかを要約します。
広島マツダスタジアムで野球観戦をしたプチ鹿島氏は、Twitterからの情報を参考に、おいしいお好み焼きの店に行くのだが、そこで、「美味しいものだけ食べてるので本来これがどれだけ美味しいのかわからなくなってきた」という、不思議な感覚に襲われることになる。
プチ鹿島氏は以前にも、この感覚を映画で味わったことがあると記す。週刊誌の評価を参考に、点数の高い映画だけを見続けていたため、つまらない映画を見た後、「なぜ、つまらないのか?」と腹を立てたのだという。しかし、その後、面白い映画を見たことで、面白い映画のありがたさが分かったと説明する。面白い映画見続けたことで「おもしろさのありがたみ」が希薄になったのだ。
そして、このことを「百点ばかり求めていたらわからない感覚」だと記している。
私は、プチ鹿島氏のいう「百点ばかり求めていたらわからない感覚」に対し、即座に高い共感を抱いたのですが、同時に、それを文章として発表することには、ためらいを感じました。
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