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山田玲司のヤングサンデー 第382号 2022/3/14

相席食堂とアベンジャーズ

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何かと話題の「相席食堂」という番組を初めて観た。

今更「テレビを観ないのがかっこいいのだ」なんて話はどうでもいいのだけど僕の周りにはテレビを観ない人達が多い。

久世や赤座なんかは「テレビそのもの」を持っていない。


一方おっくんやしみちゃんは変わらずにテレビと共に暮らしている。僕はその間で「時にはテレビもつける派」でテレビは捨てていない。


なのでヤングサンデーでは「知っている人や事件」の話で分断が起こる。


この前の放送ではおっくんが「ためしてガッテン」が終わってしまった・・・と騒いでいたのだけど、そもそもその番組を観ている人がいないので彼だけが「タイムスリップしてきた人」みたいに浮いていて面白い。


「テレビとネットのどちらが生き残るか?」という話題はずっとされてきたけど、どうも「テレビ観てる人」と「観てない人」が故郷が違う外国人カップルみたいに「双方の面白いもの」を情報交換している、みたいな感じに落ち着いているように見える。


テレビでは「ネットで話題のコレ!」とお約束の情報番組を流し、

ネットでは「お笑いグランプリ」などの話題で盛り上がる。



もちろん「テレビ」は利権で固まった「洗脳装置」であり「大本営の愚民化兵器」ではあるのだけど、嫌なら観なければいいだけだし「マシな放送」を選択する事も出来る。



【相席食堂】


そんなわけで僕の好きなミュージシャンが最近やたらと話題にする「相席食堂」という番組が気になってきたので観てみた。

この番組はサブスクで配信もされているので遡って観ることもできる。

MCの「千鳥」は知っていた。昔のM1で惜敗を続けつつ深夜バラエティーに合流していたのもなんとなく覚えている。

「東京(業界)の嫌な感じ」に染まっていない雰囲気がいいし、方言を使い続けているのもいい。


僕は「方言をそのまま使う人達」が好きなのだ。


それはともかく相席食堂は有名人が地方ロケに行って地元の人達と相席になってみる、という番組だ。


その出演者のセレクトが面白い。

なんとなく観た回には「IZAM」が出ていた。懐かしさに「すみれ September Love」だ。一風堂まで思い出す。

大友康平や長州力やGLAYのHISASHIも出ている。

おそらく「あの頃みんなが好きだった人達」の感じでセレクトしているのだろう。

今話題の人で固めるより「知ってる人」を挟んだほうが沢山の人が観てくれる、という実にテレビ的な戦略だ。


そしてその人達の多くが「なんかズレている感じ」を持っている。

昔のテレビのノリで地元の人に絡んでは滑った感じになるロケのVTRに千鳥の2人が絶妙なツッコミを入れる。



【入れ替わったボケ】


その昔「田舎者いじり」という芸が流行った。

萩本欽一さんなどが地方出身の「普通の人」の所作言動に細かくしつこくツッコミを入れるお笑いのパターンだ。