「イスラエルの多方面にわたる戦争: 2025 年には何が起こるか? – Israel's multi-front war: What will happen in 2025? Jerusalem Post
イスラエルの2024年戦争について解説:7つの前線、変化する戦術、分断された敵、2025年に向けた教訓。
2024 年のイスラエルにとっての主な課題の 1 つは、イスラエルが戦っている多方面にわたる戦争であった。
ハマスは2023年に10月7日の虐殺を開始したが、2024年には多方面にわたる戦争が大きな課題となった。2023年11月と12月、イスラエルは当初、ガザでの戦闘が最も激しかった月であるハマスとの戦いに集中した。
ハマスが攻撃を開始した後、ヒズボラも参加し、イスラエルに数千発のロケット弾を発射した。この8月までに、テロ集団は約7,500発のロケット弾と200回のドローン攻撃を行った。
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孫崎享のつぶやき
イスラエル、多方面にわたる敵と戦う。ハマス、フーシ―、ヒズボラ、西岸、シリア、イラク、イラン。イスラエルはこれらに多くは先制攻撃。戦果を収める。そしてこれらの諸勢力はバラバラに。当面イスラエル優位。だが多くは戦う武器を保有し、今後軍備が強化されていくだろう。
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コメント
コメントを書くウクライナ戦争の本質はウクライナのシオニズムがロシア正教にチャレンジしていることだと捉えてますが、それと全く同じ構造をもっているのが現在展開中のイスラエル戦争だと私は捉えてます。同じくイスラエル戦争はイスラエルのシオニズムがアラブ回教を取り押さえようとしていることだと私は観ているのですが、長期で見れば、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。
明治維新以降、日本の神道軍国主義が中華思想を取り押さえようと必死に頑張りました。しかし、憎しみだけが大陸で増幅し、神道は泥沼に引きずり込まれ、広島の大本営が原爆で吹き飛ばされ、中華思想の勝利となったのですが、それには100年かかってます。
当時の中国にはあちこちに軍閥が跋扈して泥沼状態でした。今のアラブもそれと全く同じ泥沼状態です。シオニズムは、神道にとって中華思想を屈服させることが不可能だった如く回教を屈服させることは出来ないでしょう。
中国が統一を成し遂げたようにアラブ回教もやがては統一をなしとげるでしょう。それまで待つしかないようですね。
イランもイスラエルもアラブではない。
アラブがシーア派とスンニ派に分かれ、表面的にはイラン(シーア派)とイスラエル(スンニ派が支持)が対立している。シーア派はイスラム人口の13%、スンニ派は87%と大きな差が出ている。圧倒的にスンニ派が多い。ジハード=聖戦は、人口の多少でなく、外交的解決に程遠い。長く続くのでしょう。
状況的には、イスラエルを抑止する勢力が弱まっている。サウジアラビアはなんだかんだいっても戦争より、経済成長をしたい。イランもしかり、だろう。シリアのアサドは、弱体化していた。ハマス、ヒズボラは長い戦争に耐えられる状況にはない。フーシ派もしかり。アメリカ帝国では、親シオニストのトランプが政権につく。
結果的に、悲しいことだが、イスラエルは勢いづいている。大イスラエルを形成するために殺戮を繰返している。問題は、アラブ諸国や周辺イスラム大国が思い描く地域安定や経済成長を、現に殺戮被害者であるパレスチナ人が受け入れるのか?という点だろう。
大状況は、イスラエルの思惑どおりに進んでいる。だが、パレスチナ人の恨みや復讐心はイスラエルがコントロールできるのか?それにシリアもイスラエルによりコントロールであきのか?