今回は前回の記事

民主主義と人権の基盤である「尊厳」の概念が西側全体で定義されてこなかった事を指摘する本の紹介 天野統康のブロ

で記載した「尊厳(人間と個人の尊厳)」の意味・定義の不明瞭化が

西側を含めた世界の民主主義が抱える病の根本的な原因

の一つであることを図解する。


前回の記事で紹介したハーバード大学のマイケル・ローゼン政治学科教授の著書

『尊厳 その歴史と意味』 (原著は2012年 翻訳は2021年)には、

次のような事が書かれていた。

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【P71 

人権というのは、明らかにきわめて不可思議なものだ―

今日ほぼすべての者が人権へのコミットメントを公言しているにもかかわらず、

人権とは何か、なぜ人権があるのかについて、原理的にきちんと説明できる人はほとんどいないだろう。

現代における尊厳の理解は、そのような要請に応えることができるだろうか。】 


 近現代の民主主義を構成している基本的人権がなぜあるのか?について原理的に説明できる人は殆どいない、

とローゼン教授は述べている。


 これは極めて由々しき問題である。

 民主主義が最も大切にしているものが、なぜ生じているのかよく理解されていない、と述べているのだから。


 その理由は、本のタイトルにあるように民主主義と人権の根拠になっている「尊厳(人間の尊厳や個人の尊厳)」の意味・定義が曖昧かつ不明瞭であるためだという。


 尊厳の意味が、その言葉を使う人によってコロコロと変わる。

 また言い回しも「人間の尊厳」や「個人の尊厳」が同じ意味に使われたり、別の意味に使われたりという状況である。

 そうなるのは、憲法学でさえ、「人間の尊厳」と「個人の尊厳」の明確な定義の違いが出来ていないからだ。

「尊厳」を定義するはずの専門的な学問である法学・哲学が出来ていないのだ。


 この「尊厳」の意味・定義が不明瞭な状況は、西側の自由民主制を作り出してきた秘密結社権力(国際金融財閥・フリーメイソン支配層)によって意図的に作られてきた、と私は考えている。

 主流派の経済学から「信用創造の仕組みと影響力」が無意識化されてきたように、主流派の法学・哲学から「尊厳の仕組みと影響力」が無意識化されてきたのだ。


その全体像を図にすると、以下のようになる。




それでは、民主主義と人権の基盤になっている「尊厳」の概念とはどのような意味なのか?


 上記が主流の憲法学の述べられる一般的な憲法の全体像。

 目的とする「個人の尊厳」を導き出すまでの価値の論理が書かれていない。制度と価値が整理されていない。


 下記が私が作成した「尊厳(人間の尊厳と個人の尊厳)」の定義を明確にした憲法の全体像。

 この原理では、「人間の尊厳」と「個人の尊厳」の定義がなされ、民主主義の諸制度と諸権利(人権)の基礎になっていることを一覧にすることができた。

(上記図は拙著の次回作に掲載予定の図)



 DS権力(秘密結社権力)の存在が認知され始め信頼を失っている現在の立憲民主主義(西側)は、ナショナリズムを中心とした権威主義・全体主義の挑戦を受けている。

 

 民主制度と人権の根拠になっている「尊厳」の意味を整理し、明確に定義することが立憲民主主義(個人主義に基づくリベラリズム)の抱えている病の克服と復権にとって(通貨発行権の問題と共に)最も必要なことなのである。


「尊厳(人間の尊厳と個人尊厳)」が民主主義と人権の根拠であることについては、以下の投稿も参考。


人権が発生する最終根拠である「尊厳」の意味の定義が混乱している事が、現在の民主社会の混乱の源。

尊厳の概念がいかに大事なのかについてchat GPTに質問。
参考まで。

法学では「尊厳(人間の尊厳や個人の尊厳など)」の概念が基本的人権の発生の基盤になっているのか?

(chat GPTの回答)
↓…

― 天野 統康 (@amanomotoyasu) December 28, 2025


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(記事終了)



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