
毎回大好評だったいよいよ安田忠夫インタビューも最終回! 練達自殺に引退興行のドタバタ、そして博打に狂った人生を総括します……(聞き手/ジャン斉藤)☆2019年に収録したものです
②【90年代・新日本プロレス編】安田忠夫「橋本真也派だったから長州さんに目をつけられていた」
③安田忠夫が語る「大晦日バンナ戦の裏側」と「テレビ不信」
④安田忠夫「プロレスは蝶野さんが一番うまい、武藤さんは強い、中西学は……」
③安田忠夫が語る「大晦日バンナ戦の裏側」と「テレビ不信」
④安田忠夫「プロレスは蝶野さんが一番うまい、武藤さんは強い、中西学は……」
安田 今日も朝から競艇で負けたよ。
――ここ最近ギャンブルはずっと不調ですよね。
安田 不調というか……両方買えばよかったんだよな。わかってるんだよ、両方買えばいいってことは。でも、両方買うのはイヤなんだよねぇ。
――それはどういう心理なんですかね?
安田 まあ、昔と比べたら張ってるお金も少ないからね。
――なるほど。賭け金が微々たるものだから、抑えに回すお金がもったいない……ということですね。
安田 そういうことだよ(笑)。お金に余裕があるんだったら、抑えにも使えるんだけどね。
――博打って軍資金が乏しいと、おもいきりのよさも出てこないですよね。
安田 金がないんなら博打は本当にやめないとなあ……いや、休憩しないと。
――あくまで「休憩」(笑)。
安田 いまの仕事もやめたいんだよね。そのためには数ヵ月フラフラできるお金を作んなきゃいけないんだけど。
――前回の続きなんですが、「エア焼肉」と呼ばれる自殺未遂事件は何が原因だったんですか?
安田 もうすべてがイヤになったんだよ。プロレスの仕事も全然なかったしね。
――だったら死のうと……。
安田 タニマチもいないしさ、電話をしても誰も出てくれなくなったしね。あの頃は電話をする金もなかったんじゃないかな。
――プロレスの仕事があったら自殺はしてなかったですか?
安田 それはそうだよね。一番手っ取り早く稼げるのがプロレスだから。誰かに頭を下げれば仕事をもらえたんだろうけど、そういう性分じゃないし。プロレスって営業も重要なんだけど、俺は全然できなかったからさ。だからいまだって普通の仕事をやってるんだよ。
――それにしても安田さんが自殺を図ろうなんて想像できないですけどね。
安田 俺はこう見えて繊細なんだよ。ガハハハハハハ!
――練炭自殺ですよね。他に方法は考えたんですか?
安田 考えない。まず飛び降りは無理だよ。俺、高いところが嫌いだからさ。その場で動けなくなっちゃうから。
――あとは首吊り、電車への飛び込み……。
安田 無理無理! 毎日電車を見てるけど、あんなものに飛び込めるわけないよ(笑)。
――だったら簡単な練炭自殺……ということですね。簡単なのかどうかはわからないですが。
安田 その前に田山(正雄、レフェリー)氏に電話をしていなかったら、俺はこの世にはいなかったよね。
――練炭自殺直前の電話を不審に思った田山さんが安田さんのアパートに足を運んだところ……自殺未遂の現場を発見したんですよね。安田さんはどうして田山さんに電話してたんですか?
・自殺未遂を「エア焼肉」した理由
・新潟のパチンコ屋時代
・岩手カシンの養豚場時代
・田崎健太と引退興行トラブル
・なぜ金で揉めるのか
・博打と人生……続きは会員ページへ