A-1: 米NBCテレビは6日、トランプ政権がホルムズ海峡で船舶通過の支援措置を停止したのは、事前説明なく開始したことに激怒したサウジアラビアが、同国の空軍基地使用や領空通過を許可しないと米軍に通知したためだと報じた。サウジ以外の湾岸諸国にも事前連絡していなかったという。
支援措置は4日に開始し、トランプ大統領は5日に停止を表明。イランと「最終的な合意に向け大きな進展があった」ためと主張したが、同盟国との意思疎通の欠如が原因だった可能性がある。
NBCによると、トランプ氏がサウジのサルマン皇太子と電話会談したが、問題は解決しなかった。米軍機による領空通過の許可を得るため、船舶支援措置を停止したという。
A-2 動向の追加説明
・トランプ大統領は週末にSNSで作戦開始を突然発表。
・これに対し、サウジは米軍に対しPrince Sultan空軍基地の使用やサウジ領空通過を許可しないと通知。これにより作戦継続が実質不可能になり、トランプは開始から約36時間で一時停止を発表
・サウジは地理的に重要(空軍基地・領空は作戦の「防御傘」や航空支援に不可欠)で、事前調整なしの行動を「驚き・怒り」として受け止め。トランプとムハンマド皇太子の電話でも解決せず、米側は基地・領空アクセス(ABO: Access, Basing, Overflight)を回復するため停止せざるを得なかった。
B:何故サウジが激怒したか(事前相談しなかったという手続き面は除く
・ホルムズ海峡は世界石油輸送の要衝で、サウジ自身も経済的に影響大
・サウジをはじめ湾岸諸国は、イランとの全面対決激化を避けたい立場。
作戦はイラン封鎖打破を狙うが、地域不安定化(石油輸出ルートへの報復など)を招く恐れ
・サウジは外交的解決を望み、パキスタン仲介の停戦交渉を支持。
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