
『人生の質は「細胞エネルギー」で決まる!』の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7,#8)
このシリーズでは、現代人の不調の原因を「細胞エネルギー」という視点から整理しております。要するに、ミトコンドリアの働きが低下すると、体内でうまくエネルギーを作れなくなり、その結果として疲労や肥満、慢性疾患といったさまざまな不調が引き起こされるわけですね。そこで前回でだいたいの話は終わりましたんで、今回は最終回としまして、これまでの知見をすべてひっくりめて、「自分の細胞エネルギーをセルフ診断する方法」の話をしてみましょう。
言うまでもなく、細胞エネルギーの不調が起きる原因は人それぞれなんで、「これさえやれば全員が元気になる!」みたいな方法は存在しません。ある人にとっては睡眠不足が最大の問題かもしれないし、別の人にとっては食事の質、運動不足、慢性ストレス、光環境、あるいは人生の余白不足がボトルネックになっているかもしれないですからね。
なので、ここで大事なのは、いきなり完璧な健康習慣を目指すことではなく、「いまの自分はどこでエネルギーを失っているのか?」を探し出すことであります。製造ラインで言えば、全工程をいきなり改善しようとするのではなく、まず流れを止めている一点を探すようなイメージです。ここを見誤ると、睡眠がボロボロなのにサプリを増やしたり、ストレスで食欲が暴走しているのに糖質制限だけを強化したり、座りっぱなしが問題なのに高強度トレーニングだけを足したりして、かえって細胞にダメージを与えかねないんで注意したいところです。
というわけで今回は、細胞エネルギーの“ボトルネック”をチェックするための簡単な診断表を作ってみました。目的は、健康偏差値を出すことではなく、自分の生活のどこに詰まりがあるのかを見つけることであります。
細胞エネルギー・ベースラインチェック
というわけで、ここからは細胞エネルギーのベースラインをざっくり確認していきます。このチェックの目的は、「あなたは健康です/不健康です」と判定することではなく、あなたの細胞のエネルギーを削っている生活のボトルネックを見つけることです。
もし点数が低いカテゴリーがあったとしても、それは「自分はダメだ」という話ではなく、「ここを少し整えるだけで、全体のコンディションが底上げされるかもしれない」というヒントだと捉えてください。健康習慣というと、食事も睡眠も運動もストレス対策も全部やらねば!と思いがちですが、現実にはそんなことはできないんで、最初にやるべきなのは、いちばん流れを止めている場所を見つけて、そこに小さな改善を入れることです。
たとえば、睡眠が崩れている人が食事だけを完璧にしても、食欲や血糖コントロールはなかなか安定しませんし、慢性ストレスが強い人が運動だけを増やしても、回復が追いつかないことがありますからね。つまり、細胞エネルギーを上げるには、「良さそうな習慣を片っ端から足す」のではなく、「いま一番エネルギーを漏らしている場所をふさぐ」ほうが効率がいいわけです。
このクイズは、これまで紹介してきた細胞エネルギーの改善に関わる生活習慣をベースに作成したもので、自分の弱点がどの領域にあるかをざっくり見える化できるようになっております。まずはこいつで自分の生活におけるボトルネックを見つけて、次の1か月で取り組むべき最小習慣を決めてみてくださいませ。
チェックのやり方
以下の各項目に、以下の点数をつけてください。
| 点数 | 状態 |
|---|---|
| 0点 | ほぼできていない |
| 1点 | たまにできている |
| 2点 | 週の半分くらいできている |
| 3点 | かなり安定してできている |
ポイントは、理想の自分ではなく、直近2週間の現実で答えることです。「本当はできるはず」ではなく、「実際にやっていたか?」で採点してください。
チェックポイント1. 食事:体に入れる燃料はまともか?
食事は、細胞エネルギーの土台です。 ここでは、「良いものを食べているか」よりも、まず細胞のエネルギー生産を邪魔しやすいものがどれだけ入っているかを見ます。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 甘い飲み物、ジュース、砂糖入りカフェラテをほとんど飲まない | 0・1・2・3 |
| 菓子パン、クッキー、ケーキ、ドーナツなどを日常食にしていない | 0・1・2・3 |
| 白パン、麺類、スナック菓子などの精製穀物が多すぎない | 0・1・2・3 |
| 揚げ物、ポテチ、加工スナック、ファストフードが少ない | 0・1・2・3 |
| 毎食、タンパク質の主役がある | 0・1・2・3 |
| 野菜、海藻、きのこ、豆類などの食物繊維源を毎日食べている | 0・1・2・3 |
| 納豆、味噌、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品をよく食べている | 0・1・2・3 |
| 食品表示を見て、砂糖・油・添加物を確認する習慣がある | 0・1・2・3 |
| 外食やコンビニでも「タンパク質+野菜」を意識できている | 0・1・2・3 |
| 食後に強い眠気やだるさが出る食事パターンを把握している | 0・1・2・3 |
合計:____ / 30点
判定
| 点数 | 状態 |
|---|---|
| 0〜10点 | 食事が最大のボトルネック候補 |
| 11〜20点 | かなり改善余地あり |
| 21〜26点 | 土台はそこそこ良い |
| 27〜30点 | 食事はかなり安定 |
改善のポイント
- 甘い飲み物をゼロに近づける
- 菓子パンを食事扱いしない
- 毎食タンパク質を先に決める
- 味噌汁に野菜・海藻・きのこを足す
- 家にスナック菓子を置かない