
「眠れないなら運動しろ!」ってアドバイスは、睡眠の話になると必ず出てくるもの。実際、日中に体を動かしたほうが寝つきはよくなるし、睡眠の質も上がりやすいことは間違いなく、これはほぼ確立した話だと言えるでしょう。
ただし、この手の助言には大きな欠点がありまして、「で、結局なにを、どのぐらいやればいいの?」がぜんぜんわからんのですよね。果たして、ぐっすり眠るためには、筋トレがいいのか? ランニングなのか? ヨガなのか? さらには、毎日やるべきなのか? 寝る前は避けるべきなのか? みたいな問題ですね。
さらに言えば、そもそも「よく眠れない」って問題は人によって原因が異なりまして、不眠の原因がストレスなのか、年齢なのか、生活習慣なのかによっても、最適な運動は変わるはずであります。ちょっと考えても、仕事のストレスで頭が冴えて眠れない人と、年齢とともに足腰が弱って眠りが浅くなった人では、対策が違ってきそうですもんね。
そんななか、最近出た4本のネットワーク・メタ分析(R,R,R,R)が、この問題にかなり具体的な答えを出してくれてまして、こいつがめっちゃ参考になるのでぜひ内容を押さえておきましょう。こいつを読めば、たんに「運動は睡眠にいい!」という結論から一歩進んで、「どんな人に、どんな運動がハマりやすいか?」まで理解できるので、自分の睡眠トラブルに合った運動法を選ぶための、かなり便利なガイドラインとして使えるでしょう。