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・大感動!! 扇久保vs神龍の“鶴屋プロレス”とは何か■笹原圭一
笹原 ファン参加型だった超RIZIN5の記者会見はおかげさまで大盛況でした!
笹原 「笹原、オマエは怒っているか!?」「会見の進行に怒ってます!」と(笑)。
――それは“猪木問答”です!(笑)。
笹原 ボクも会見の仕切りにむちゃくちゃ怒りました。
――あれだけ盛り上がった会見だったのに納得がいかなかったんですか?
笹原 全然ダメですねぇ。大反省です!今回発表されたカードには自信がありましたし、司会の鈴木アナはやっぱり腕があるので、熱のある口上で選手を呼び込んでの発表はよかったんですけど、全体の進行ですね。今回は予定より10分遅れで始まったじゃないですか。あれは客入れに時間がかかったんで遅れちゃったんですけど、その準備面を含めて怒り狂ってました(笑)。
――逆にRIZINがすごいと思いましたよ。会場もSNSもあんなに盛り上がってるのに終わった瞬間、大反省。
笹原 やっぱり来場したお客さんや配信で見ている方にストレスなく見ていただけるようなものを作んなきゃいけないですからね。ライブイベントを作ることにこだわりがなくなったら本当におしまいです。
笹原 規模は関係ないですね。そこはずっとこだわっているし、猪木さんは「世の中に怒りが足りない!」と言ってましたけど、何かあれば怒ってますよ(笑)。
――最近は大会前後のイベントも多いですよね。後夜祭でYUSHIが活躍してたみたいですけど(笑)。
笹原 後夜祭はクラブでやったんで、社長が「DJが必要じゃないの?」とアイデアを出して。
――榊原さん、なんでもやりますね(笑)。
笹原 大会後に総括をやって雑誌のインタビューを受けて、そのまま後夜祭に出てYUSHIと歌って踊って、社長こそ“怪物くん”ですよ(笑)。
――ちょっと前は「もうそろそろ引退」とか言ってませんでしたっけ?
笹原 社長が引退してくれないと、ボクも引退できないんですよ(笑)。でも誰よりも元気だもんなあ。
――今回発表されたカードはどれもインパクト充分でしたけど。記者会見の日程が早めに発表されたわりには、カードが決まったのはギリギリだったようですね。
笹原 けっこうギリギリでした。いろんなパターンを想定してたんですけど。
笹原 そのとおりです。千裕選手のケガの話を聞いたのは会見の10日前……2週間もなかったんですけど、ギリギリはギリギリですよ。千裕選手とのカードが内定していた選手は別のカードになりましたね。
――「一寸先はハプニング」がRIZINですね(笑)。
笹原 斎藤選手に「打ち合わせしたいんです」と連絡すると、「……何かありましたか?」ってむちゃくちゃ警戒してくるんです(笑)。何か悪い相談をされるんじゃないかってことですね。
――シェイドゥラエフの相手はAJマッキーというビッグサプライズでしたけど。7月に入ってから、まとめたってヤバくないですか? シェイドゥラエフ、彼のマネジメントのドミネンスMMA、PFL、AJマッキーの4方向と交渉しないといけないですから。
笹原 柏木さんがやっぱりすごいですよ。柏木さんじゃなかったら、まとめられてないと思います。あの交渉力はヘビー級です(笑)。
――笹原さんはAJの交渉は、まとまると思いました?
笹原 絶対無理だと思ってました(笑)。
――要は3万人4万人のキャパが満員になれば、採算的にAJを呼べると。これが5000人規模の仙台ゼビオアリーナだったら、ちょっと無理なわけですね。
笹原 相撲みたいに15日開催するんだったらできますけど(笑)。
――ハハハハハハ!ただでさえ厄介な交渉事なのに(笑)。PFLのフェザー級王座って空位だから王座決定戦になるんですけど、ダブルタイトルマッチの王座決定戦って聞いたことないです!
――広島大会の仕事をしながら、PFLとの交渉を進めていた(笑)。
笹原 決まったのは広島大会の当日とかじゃないかなあ。本当にギリギリだったんですけど、これまでベラトールやPFLと関係を築いていたことで、ちゃんと話ができる環境だった。あとはRIZINというブランドの力もあると思います。RIZINと絡むことでプラスになると考えている人たちがPFLの中にいるわけですよね。
――要は「お金を出しますから、AJマッキーを貸してください」では済まない。いままでRIZINが積み重ねてきたものが効いているわけですね。たとえばRIZINvsベラトール5対5の対抗戦とか。
笹原 それは間違いなくあると思います。
――メイウェザーやパッキャオを呼んだりとか。
笹原 それはマイナスかもしれないですけども(笑)。
――ハハハハハハ! レジェンドボクサーを上げてるんだから、いい意味で得体がしれないですよ。
笹原 あとはUFCですよね。UFCがホワイトハウス大会やコナー・マクレガーの復帰戦をやりましたけど、政治にあまりにも近過ぎたり、「ちょっと大丈夫?」みたいな内容だったりしたじゃないですか。だからPFLからするとハードコア路線に振ろうと。「本当の強い奴はここにいる」ってことを見せるチャンスだった。いま非UFCフェザー級の中では間違いなく最強だと言われているシェイドゥラエフとAJを絡ませるのは、UFCにはできないことと思ってくれたんじゃないかなと。柏木さんもそういうプレゼンをしたと思います。
――いまのUFCはローコスト路線だったり、NetflixMMAもいかに視聴者数を取るゲームになってますけど。シェイドゥラエフvsAJは団体のしがらみを超えて、格闘技のコアな部分を追求するカードですよね。
笹原 かつて堀口恭司vsコールドウェルをRIZIN、ベラトールでそれぞれでやったときは、片方のベルトを懸けましたけど。ルールやレギュレーションが違うのにダブルタイトルマッチをするのはMMAでは初めての試みだと思います。全日本プロレスの三冠統一戦くらいすごいことですよ!
笹原 ありました。その相手が誰かは言えないですけどね。
――今回カードを発表したときに歓声が一番すごかったのは、AJだったんですよね。
笹原 ああ、AJに対する声援が一番でかかったですねぇ。
――AJ参戦にはホントにびっくりしたと思うんですよ。事前に誰が出てくるかは把握できていたけど、AJが出てくると思ってなかったので
笹原 AJの名前がSNSでちょこちょこ上がっていましたけど、それは噂というか願望ですもんね。まさか本当にAJが来るとは思ってなかったでしょうね。
――AJは前回RIZINに出たときに、事前に購入した1000万円の兜を装着して入場したんですよね(笑)。
笹原 今回の記者会見でも、AJが「紋付袴を着たい」って言い出して担当スタッフが困っていたんですよ。なので「モハメド・アリ戦の記者会見で猪木さんが紋付袴だったことをAJは意識してるんですよぉぉ!」とそのスタッフに伝えたら完無視されましたよ!
――無視されて当然です(笑)。
笹原 いやでもAJは普段のままのほうがカッコいいじゃないですか。なのでそれを伝えてもらい、今回の格好での登場になったんですよ。
――これが紋付袴だったら、よくいる観光外国人ですよ(笑)。ちょっと前のシェイドゥラエフは来年UFCに行っちゃうんじゃないかみたいな話がありますけど、勝てばPFLに出るかもしれないし、このままRIZIN残留もありえる。結果次第でいろんなことが起こりえるわけですね。
笹原 すべては試合結果次第ではありますけど。やってるボクもどうなるかはわからないです(笑)。それぞれの団体で防衛していくにしても、けっこう大変なことですよ。
笹原 5年に1回ぐらい防衛戦をしてもらいますよ(笑)。
――ハハハハハハ!
笹原 社長や柏木さんとは、いろんな懸念点をたくさん話しました。どっちが勝っても、いろんなマイナス面を当然想定はしましたけど、「やっちゃおう!」と。
――とりあえずロマンを転がしてみようと。そこから何かが生まれるかもしれない。
笹原 だって、このまま指をくわえてても、UFCの独走を許すのも、しゃくな話ですからね。
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