
『AIの使い方が上手い人は、何をしているのか?』の続きです!(#1)
このシリーズでは、現時点での研究やガイドラインをもとに、日々の地味な仕事でAIを役立てるための工夫を紹介しております。「AIを使ってはいるけど、どうも手間が減っている気がしない」と感じているような人には参考になるんじゃないかと(クリエイティブなことがしたい!って人は「AIチャンネル」を見よう!)。
で、前回は、「自分の仕事の中から、AIに任せるのに適した作業を見つけよう!」って話をしました。AIに材料を渡せて、出来上がりを確認できて、間違っても直せる。そんな作業をひとつ選んで試してみようってことですな。
そこで今回は、「AIの使い方が地味に上手い人」がやってる、
- 背景説明のテンプレを作る
- 自分の『いい感じ』を伝える
って2つの習慣をチェックしてみましょう。
AIの使い方が地味に上手い人の習慣2:背景説明のテンプレを作ってる
ってことで、2つ目の習慣は、AIに何度も伝えている説明を、使い回せる形で保存しておくことです。「自分は何の担当で、何のためにこの作業をしているのか」を、毎回ゼロから説明しなくて済むようにする、みたいなことですな。
一例として、あなたが取引先から届いた要望の一覧をAIに渡して、「整理してください」と頼んだとしましょう。すると、AIは「価格について」「機能について」「納期について」と、項目別にきれいな出力を出してくれるんだけど、それを見ても「自分が返事をしていいこと」と「社内に確認しなきゃいけないこと」がわからなかったりするわけです。
となれば、ここで必要なのは、たとえば次のような説明であります。
私は取引先からの問い合わせを受け付ける担当です。製品の仕様は説明できますが、値引きや納期変更を自分で確約する権限はありません。この整理は、社内の担当者に確認する事項を見つけるために使います。
これが「背景説明」でして、こいつをやっとかないとAIが混乱しちゃうんですな。でもって、この背景は次回も使い回せるので、メモとかに保存しとけばいいわけっすね。
この考え方は、すでに多くの企業が使ってるド定番で、たとえばCloudflare(R)なんかも、「似た仕事で使う指示はテンプレートにして、案件ごとに必要な情報を入れ替えよう!」と提案しておられます。Anthropicも、AIに与える背景情報や指示、資料などを、目的に合わせて整理することを重視してますしね(R)。