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「ビーツのジュースを飲むと、運動のパフォーマンスが上がる!」って話は、このブロマガを読んでいる方ならおなじみですわな。

 

いちおうおさらいしとくと、ビーツってのは赤紫色をした根菜のことで、海外では「ビートルート」とも呼ばれております。日本ではそこまでメジャーではないものの、海外のスポーツ栄養学では昔から注目されている食材なんすよ。

 

なんでビーツが注目されてるのかと言いますと、こいつには「硝酸塩」という成分が多く含まれているからです。硝酸塩は体内で一酸化窒素(NO)に変わり、血管を広げて血流を調整する働きがあるんですよ。そのおかげで、

 

  • 筋肉に酸素や栄養が届きやすくなる

  • 運動中の酸素利用の効率が改善する

  • 同じ運動をしても、疲れるまでの時間が延びる

 

と言われてるわけです。近年は、その正しさを支持するデータも増えてまして、2025年に発表された大規模レビュー(R)では、過去に発表された20件のメタ分析をまとめて調べて、180件の研究をもとに、こんな結論を出しております(参加者は合計2,672人)。

 

  • 硝酸塩を摂取した人は
    • 疲労で運動を続けられなくなるまでの時間が延びる
    • 一定時間内に移動できる距離が増える
    • 筋持久力が改善する
    • 瞬間的に発揮できる最大パワーが少し改善する

 

ということで、運動のパフォーマンスを改善したいなら、それなりに有効なサプリじゃないかと思うわけです(なかなかのビッグデータで証明されてるんで)。

 

さらに、もうひとつ面白いのが、2026年に発表されたメタ分析(R)でして、こちらは38件の研究に参加した703人のデータをまとめて、ビートルートジュースが最大酸素摂取量(VO₂max)にどんな影響を与えるかを調べたんですな(最大酸素摂取量は、持久力を表す数字)。その結果、

 

  • ビートルートジュースを摂取したグループは、全体として最大酸素摂取量が改善した。
  • 普段から運動している一般の人ほど、はっきりした改善が見られた

 

って傾向が出たんだそうな。つまり、アスリートクラスの人ではなく、我々のような一般の運動好きのほうが、ビーツによって体力が上がる可能性があるわけですな。これも良いニュースですなぁ。

 

 

 

しかし、市販のビートルート製品には100倍以上の差がある!

さて、ここからが今回の本題。科学的な研究を見る限り、ビートルートには一定のメリットがありそうなわけですが、「じゃあ、市販のビーツジュースやサプリを買えばいいのか?」って問題が残りますな。