
『AIを使って、AI時代に必須の「質問力」を育てようぜ!』の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5)
このシリーズでは、AIに手伝ってもらいながら、「自分はいったい何を知りたいのか?」「次に何を確かめればいいのか?」を考える練習をしております。
で、前回は、「自分の質問に隠れている前提を見直してみよう!」って話をしました。たとえば、
- 「毎日30分読書するには、どうすればいい?」という質問なら、「そもそも毎日読む必要があるのか?」「30分という時間に意味はあるのか?」と考えてみる。
みたいな感じでしたね。こうすることで、最初は思いつかなかった質問が見えてくるわけです。
ただ、ここで新たな問題が出てきまして、それは、
- 質問をたくさん思いついたとして、結局どれから考えればいいの?
というものです。
なんせ、いまのAIは質問を大量に出すのが得意なんで、「この問題について、別の角度から質問を10個考えて!」と頼めば、それっぽい質問をいくらでも並べてくれるはず。しかし、たいていは10個すべてを調べる時間はないし、なかにはどうでもいい質問も混ざってますんで。
そこで今回は、「いまの自分にとって、考える価値がある質問をどう選ぶか?」を練習していきましょうー。
ステップ7.質問を増やしたら、今度は1つに絞ってみよう!
で、まず押さえておきたいのが、「良い質問」と「今考えるべき質問」は、必ずしも同じではない!ってポイントであります。
たとえば、あなたが「仕事のあとに本を読めない」という問題を抱えているとしましょう。そこで、これまでの練習を使ってみると、次のような質問を思いつくでしょう。
- 仕事のあとに本を読む時間は、本当にないのか?
- 読書が続かない原因は、疲労なのか、それとも本の難しさなのか?
- 毎日読書する必要はあるのか?
- 本を読む以外に、仕事に必要な知識を身につける方法はあるのか?
- そもそも、今の自分は何の知識を身につけたいのか?
まぁ、どれも考える意味がありそうですが、ここで最初の質問から順番に調べるのは悪手。たとえば、「仕事のあとに本を読む時間はあるか?」を一生懸命調べても、本人が「何を学びたいのか?」を決めてなかったら、読書時間を確保するだけで終わっちゃうかもなんで。
逆に、すでに読みたい本が決まってて、困っているのは疲れて読み始められないことだけなら、「何を学びたいのか?」を改めて考える必要性は低いはず。同じ質問でも、その人の状況によって優先順位が変わるわけですね。
ってことで、正しい質問を選ぶためには、3つの判断基準を参考にしてください。
判断基準1.答えがわかったら、何が変わるのか?
最初に考えたいのは、「その質問の答えがわかったとして、自分の判断や行動はどう変わるのか?」という点です。
たとえば、「読書が続かないのは、意志力が低いせいなのか?」という疑問があったとしましょう。もちろん、これはこれで面白いテーマなんだけど、実際に困っているのが「仕事に必要な知識を身につけられないこと」なら、意志力の一般論を調べても、次に何をするかは決められないでしょう。
しかし、これに対して、
- 仕事で必要な知識を身につけるために、今週はどの本のどの部分を読めばいい?
という質問なら、答えが出たあとに実際の行動を決めやすいですわな。