「絵に描いたような(記憶の改竄)」

 

 

 記憶の改竄なんて日常的に起こるし、むしろ、改竄されない、厳格な記憶の方が遥かに希少価値を持つと思う。なので、改めてわざわざ、<記憶の改竄>などと言えば、当然、なんか難しい話、例えば、何故記憶は改竄されるのか、とか、そもそも記憶とは何か、とか、「記憶喪失学」というアルバムタイトルを自作に冠している身として、何か、記憶と記憶の改竄に関する構造的な持論でもあるのか、といった流れに行かないと意味がないのではないと思われる。しかし、実際は屁理屈よりも現前の事実の重みでR