＜菊地成孔の日記 令和２年 １０月２５日 午前４時記す＞
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「鬼滅の刃」から話を始めたら「何だよ、こないだまでみんなトップコンテンツにしか興味がないと嘆いていたじゃないか」と言われそうですが、ご存知マンガ音痴、流石に「鬼滅の刃がどうしてこんなにヒットしたいるのか分析してください」というオファーも来ませんが、一言、「久しぶりの＜がっつり純子供向け＞だからじゃないスか？」としか言えませんが、勿論＜純子供向け＞が悪いわけでも、また、＜鬼滅の刃を見てる大人はいない。と断じて＞いるわけでもないし、＜大人の鑑賞に耐えうるマンガ＞も、もう力を失い、マンガが子供向けに戻ってきた＞云々、全く言うつもりもありません（これは「口を噤んでいる」のではなく、「そう思っていない」と言う意味です。念のため）。
それよりも僕が、責任を持って、しかも僕にしか立てられない視点で、しかも厳正な事実である。というポイントを見つけるならば、コレまた一言「東宝がムチャクチャ儲かっている」という事です。東宝は、以下書くことの内容も含め、現在、日本一の映画会社（配給会社）ですから、「鬼滅」によってハイプに儲かったわけではなく、２１世紀に入ってからずっとそうですが。「五社協定があった頃」の旧五社とは「日活」「東宝」「東映」「大映」「新東宝」ですが、その旧五社の興亡史、並びに、革命児としての「角川映画」については詳述しませんが、歌舞伎を持っている松竹と、東宝が覇権を振るい、東映がそれに続く。そしてそれが、「TVアニメ、漫画」の劇場版（「実写版」まで係数に入れると、話がいたずらに複雑になるので、ここでは度外視します）という、旧五社視点に立った日本映画史上の現状は、日本映画ファンの方なら誰でもご存知かもしれません。
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若大将やクレージーと比べて社長＆駅前シリーズは若かりし頃はピンとこなかったんですが、初老期に入った今見るとあのマッタリ感たまらんですねえ。
淡路恵子の色気がわかるようになったからかもしれません。あの方ほんとタバコ吸う姿が絵になるので。
菊地成孔（著者）
>>18
僕は小学生で淡路さんにゾッコンでしたよ！！笑 水商売のとこのガキはみんな淡路さんが好きになるんですよ！！笑
「タバコは私の６本目の指」とか言っちゃって、そのまま肺ガン死まで一直線でしたが。僕、動画コンテンツでやりたいぐらいですが、淡路さんのタバコの吸い方が真似できますし、教えられます笑
菊地成孔（著者）
>>18
いや、喉頭ガンか咽頭ガンか食道ガンだったはず。いスレにせよ肺がん誘発物かも知れないけど、長期の喫煙がもたらすものは肺よりはるかに口の中か喉のガンです！！
お正月用に「花のお江戸の無責任」と「君も出世ができる」のDVDを買いました。「君も出世ができる」はずいぶん前に映画館で見たので再見、クレージーは初見です。鬼滅で儲けて菊地さん解説のブルーレイ化を期待してしまいます。
濱マイクはジャック&ベティで観るのが贅沢ですよね。めいなの音楽大好きで、参加されてたと思うとやっぱり
菊地さんのサックスが魅力的だったのかなぁと今さらながら思います。ドラマのＤＶＤも家のどこかにあるはず。
林海象監督最近どうしていらっしゃるのでしょうかね～。
危ない事なら銭になるはクレイジーキャッツと同じ時期でしょうか。面白い映画でした。
森雅之みたいな俳優さんが今はなかなかいませんよね。
鬼滅の刃のせいで大人の見たい映画の上映時間が少なくて困っています。８２生まれキムジヨンとか色々みたいのに、、、。
東宝にはどんどん儲けて頂いて「唄祭ロマンス道中」とか「喜劇駅前怪談」とかDVD化してほしいものがまだまだあります。
菊地成孔（著者）
>>21
そーれは素晴らしいですね！いたずらに出費を重ねさせてはいけませんが、「無責任清水港」も併せてご購入されると三が日もつと思われます笑。ブルーレイはそれこそ我々も見習わなくてはいけないんですが、「オマケ（特典映像）が本編の何倍もある（ので、圧倒されてしまう）」という充実ぶりによって、コンテンツとしては弱体化しているので（DVSDボックスのが売れています）、東宝が手を出すとはあまり思いませんが、DVD版のオーディオコメンタリーはすごく充実しているので、そちらもお楽しみいただけると思いますよ。僕は解説するにはファンすぎるんで笑、無理だと思います笑。
菊地成孔（著者）
>>22
メインテーマのトップライン（メロディ）吹いてるの僕なんで笑、DVDを引っ張り出して確認してみてください。DVDよりもOSTの方がクレジットが詳細だとは思いますが。鬼滅のせいでかどうかわかりませんが笑、確かに映画館で観たいだけ映画が観れる状況ではないですね今は。ただ、ピエールカルダンの伝記映画も、「ミツバチ」もがらがらでした。映画館も潰れないように色々必死だと思いますが、鬼滅の刃を掛けていればとりあえず凌げますよね笑。「ヤバいことなら銭になる」は６２年で、クレージーの第1作「日本無責任野郎」と「無責任時代」と同じ歳です。オリンピック前年の輝きですね。
菊地成孔（著者）
>>23
唄祭ロマンス道中はおそらく永遠にプロダクツできないと思いますが笑（名作ですが）、ご指摘の通り、「駅前」は歯抜けで製品化されて、歯抜けでレンタルされているので、もし１月の「社長」コンプリートが売れたら乗り出すと思いますね。僕は「駅前」は、まだ喜劇になる前の「旅館」「温泉」が好きです。喜劇になってからは若き日のジャイアント馬場が出てきて大暴れする「茶釜」や、駅前ビューティーズ（淡島千景、淡路恵子、乙羽信子。セカンドラインに池内淳子、大空まゆみ）が元祖ミスコンになる「弁天」が好きですね。フランキー堺がジャズトランペッター役で、三木のり平が珍しく二枚目をやる「成金」も１０回ぐらい観ています笑
>>9
横から申し訳ありません。村上ポンタさんだけ意外ですが、そういうものなのですね。。。