二村ヒトシ監督のレズアダルトビデオを見てみました。

 二村さんは女装美少年ものやレズビアンものばかりを撮りつづけている異端のAV監督で、以前から興味を持っていたのですが、じっさい見てみると、これはもう百合ですね、百合。

 AVを百合に含めることには異論も多々あることと思いますが、多くの百合オタが百合に求めるものはおおむね入っているのではないかと思う。

 もちろん百合とはあくまでフィクションに与えられる名称であるわけですが、それでも二村さんの作品がもつある種の雰囲気は百合そのものといっていいのではないかと思うのです。実に面白い。

 そもそもアダルトビデオとは、官能的なセックスを映像に収めるという目的をもっているものだと思うのですが、じっさいにはかなり記号化された大量生産品のビジネスという印象になっています。

 それはそれで商売として間違えてはいないのだろうけれど、40歳を控えて年々、スケベ