• このエントリーをはてなブックマークに追加
掌編小説「女王」。
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

掌編小説「女王」。

2018-12-22 01:00
     掌編小説を書いてみました。技術的にはだいぶマシになったと思うのですが――どうでしょう。もう少し表現を磨けばいくらか面白くなるかもしれないけれど、まあ、とりあえずこんなもので。あ、内容はわりと18禁です。エロ好きだなあ、おれ。タイトルは「女王」で。

     ◇◆◇

     うるわしの都――美と、享楽と、絢爛たる芸術趣味が隅々まで行きわたった神秘の都市。

     その街は、白玉のアルティスと呼ばれていた。白亜の街並みがきわだって美しく人びとの心を捉えたゆえに。

     伝説によれば、それは、神をも怖れず暴虐のかぎりを尽くしたある国王が、たったひとり愛し慈しんだ王妃から採った名であるともいう。

     その古の暴君の御代から幾百年、いままた、うるわしのアルティスはひとりの凶王の治世を迎えていた。その名をグラム王。透きとおるような白皙の膚をもつ美丈夫で、背丈は高く、物腰は柔らか、玉座に飾る細工品としては瑕疵ひとつない若者であ
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。