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どもです。きょうの記事はごめんないから始まるのですが、BOOTHに送った同人誌がなかなか倉庫に整理されないようで、そのせいで発送が遅れています。
もともと、ちょっと遅れるとは告知していたと思うのですが、現時点でもまだご購入された方に本を発送できていません。大変申し訳ないですが、本が倉庫に入りしだい発送されることになると思うので、もう少しお待ちいただけたらと思います。よろしくお願いします。
さて、ぼくはというと、同人誌第4巻の原稿に取り掛かっています。文字起こしを色々な方に協力してもらって進めた結果、すでに第4巻の原稿の直しに取り掛かれることになったのですね。素晴らしい。
第3巻まではぼくひとりで文字起こししていたので、感慨無量です。いや、大変だった……。
とはいえ、この文字起こしされた原稿がなかなか膨大なんですよね。本一冊分あるのだからあたりまえといえばあたりまえなのだけれど、作業が終わらない、終わらない。
とりあえず第4巻の文字起こし原稿が8万文字くらいある。で、たぶん第5巻も同じくらいある。その文章をすべて読みやすいように直して、さらに注釈を付けないといけない。この注釈だけで毎回、1巻につき2~3万文字くらいになる(笑)。
ようするに夏コミで2冊出すためには最低20万文字の原稿を書かなくてはならないということですね。そのうえ、まあこれはぼくが担当するとは限らないにしろ、まえがきやあとがきなんかもあるし、何かしら寄稿もしなければいけないし、とにかく大変。
締め切りまであと5か月くらいあるのでそんなに急がなくても良いのが救いだけれど、どうもぼくは性格的に少しずつコツコツとやっていくのが苦手で、集中的に終わらせてしまいたいタイプなので、こうひとつの仕事の作業量が大きいとしんどいですね。少しずつやればいいじゃんという話ではありますが……。
もっというなら、第6巻と第7巻に収録されるであろう第8章、第9章の作業もできれば早めに終わらせておいて、冬コミでは何かほかの作業を行いたいところなんだけれど、はたしてそううまく行くかどうか? うーん。
1年に4冊も本を出したうえでさらに何かほかのこともしようというのは、まあ、無茶だよね。うん。去年は3冊でもだいぶ辛かったからね。
でも、文字起こしをほかの人に頼んでいるだけでも、だいぶ楽ではあるのですが。あれがいちばん辛い作業ですからね。ひとりで20時間弱の分量を文字起こししたぼくは偉いと思う。褒めてくれていいんですよ。
それにしても、第4巻の原稿を読みながら思うのですが、この巻は面白いですね。いや、もちろん第3巻までも面白かったのだけれど、そうはいってもぼくにとってはリアルタイムに味わったわけではない作品の話が多かった。
でも、第4巻は『エヴァ』とセカイ系の話で、もう世代どストライクなわけですよ。しかも、それが第3巻までの積み上げのうえで展開している。こんなの、面白くないわけがない。
この「物語の物語」シリーズの最も独創的なハイライトは「脱英雄譚」のことが語られる第8章と、「新世界系」について話した第9章だと思うのですが、そこへ至るまでの話も疾走感があってすばらしいです。
あらためて、良いものに関わらせてもらったと感じます。作業は膨大だけれどね……。
このシリーズの見どころがどこにあるのかといえば、それぞれ、一見関係ないように見える特撮ものだとか、魔法少女だとか、セカイ系だとかを、ひとつの視野に入れて総合的に捉えているところだと思います。
しかも話に一貫性があるので、後半ほど面白くなっていく。その意味では、やっぱり第1巻に収録された第1章、第2章は序の口に過ぎないわけで、第1巻を購入してそこでストップしている人にはぜひその後の巻も読んでいただきたいと思いますね。面白いよ。
まさにひとつのテーマが一貫した「物語」の面白さ。伏線の妙が冴えわたっているあたりも良いところで、たとえば第4章の魔法少女の話と第5章のラブコメの話とか、あるいは竜退治と全然関係ないじゃん!という感想を抱かせるかもしれないものなのだけれど、実は第7章でその伏線が回収されて竜退治の話と絡み合うんですよね。
それはいままさにぼくが書き直しているその真っ最中なのですが、まあ凄い。よくもまあこんな話を考えたというか、構想したものだと思いますね。
問題は第4巻と第5巻はいままでの巻よりさらに厚くなりそうだということで、うーん、いままで通りコミケ価格1000円で売れるかな、これ。何とかしたいところではありますけれど、何千部と刷る商業誌とほぼ同じくらいの値段設定なんですよね。ええ、儲けは度外視しています。
まあ、そういうわけで、ぜひぜひ読んでもらいたいシリーズです。すでに第2巻と第3巻の在庫は残り少なくなっていますが、よければ買ってください。お願いします。以下のショップから購入可能です。よろしく!
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