エヴァ、ゼロ年代あたりはシンジくんといったらいわゆる「ヘタレ主人公」筆頭のように言われがちだったけど、人権意識の向上した今のオタク界隈では「ネルフがマジでクソ」「シンジくんかわいそう」で満場一致してる雰囲気がある
弱いなら弱いままで。
と、こういうツイートがあるのですが、ぼくはぼくなりにずっと「シンジくん問題」を考えています。
どういういい方がいちばん正しく伝わるかわからないのですが――えーとですね、つまり、ここでひどいといわれているネルフにしても、かつてはシンジくんのような子供だったと思うんですよね。
仮に、ゲンドウのような親を持ったシンジくんがまともな大人になれなくてもしかたないと考えるとしたら、ミサトだってかつてはそうだったのだろうし、ゲンドウもそうだったかもしれない。
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コメント
コメントを書く私自身は自分のことを胸をはって「大人です!」とは言えないですね。ただ、これは世の中の多くの成人も同じなのではないでしょうか。
そしてネルフのみなさんですが、個人的には「そんなにマジでクソかな?」と思います。確かに彼らは後半になるにつれ、人格の未熟さや欠陥を露呈させていきます。
でも、大抵の人は大なり小なりあんなものではないかという気もします。むしろ使徒などというワケのわからない存在に対して逃げずに戦っているあたり、かなり偉いとも言えます。
14歳の少年少女に背負わせた運命は重すぎですが、エヴァに乗るかどうかの最初の選択は、強制ではなかったはずです。
ネルフを「マジでクソ」と言う人は、自分がネルフに入ったらどうするか?というのを想像してみると、面白いかもしれません。
私だったらラミエルが頭上から侵攻してきた時に、白旗を上げてしまいたくなるでしょうね…。