弱いなら弱いままで。
電子書籍第七章、書き終わりました。ひとまず全文が仕上がったわけですが、やはりちょっと物足りないような。でも、もうこれで本にしちゃおうかな。悩むところ。
第七章「なろう小説は政治的に正しいか」
前二章ではなろう小説に対する批判の代表的なものを引用し見ていったわけだが、一方でより見過ごせない批判も存在する。たとえば、「なろう小説は差別的だ」という意見である。
じっさい、「なろう小説」には人を惨殺して喜ぶような暴力的な小説や、女性を奴隷にしたりする暴力的な作品が一定数含まれている。そのような批判はこの事実を衝く。そういった暴力的、差別的な「なろう小説」はしょせん非倫理的なシロモノであり、PC(ポリティカル・コレクトネス、あるいは「政治的な正しさ」)に見合わない時代遅れの精神の産物だというのだ。
これは無視できない意見である。何といっても、「なろう」にそのような作品があふれていること
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