バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

 先日完結した『バクマン。』はなかなかおもしろい漫画だった。とりたてて傑作という程ではないかもしれないが、やはりその強烈な個性はちょっと類例がないものだと思う。

 とはいえ、学生時代に知りあった少女が声優となり、自分が描いた作品がアニメ化されたときヒロインを務め、さらには結婚相手となるという展開には、さすがに荒唐無稽だと思ったひとも多いのではないか。だいぶ漫画家のドリーム入っているよな、と。

 しかし世の中は広い。リアル『バクマン。』とでもいうべき人生を送っている作家もいるのだ。そう、『ファイブスター物語』の作家であり『ゴティックメード』の監督である永野護のことである。

 先ほど、ぼんやりTwitterを眺めていたら、たいたい竹流さん(@torgtaitai)の以下のようなツイートが流れてきた。

ゴティックメードについては友人の「声優と結婚したいってネタで言う奴はいるけど、それを実現した上で25年たっても『僕のヒロインは君だ』とばかりにヒロインのCVと主題歌に嫁を起用する永野護のブレ無さは凄い」という評価が心に響いた。(https://twitter.com/torgtaitai/status/276892758663389184)

 ほんとそうですねーと思ったものの、このとき、「あれ、永野護って奥さんの川村万梨阿が声優になる前から付き合っていたんじゃなかったっけ」と気づいた。そのことをツイートしてみたら、おりたさん(@toronei)からリプライが飛んできた。

そうですよー。79年からの交際で、永野のサンライズ入社と川村万梨阿の声優デビューは共に83年。(https://twitter.com/toronei/status/276915294767812608)