非モテ!―男性受難の時代 (文春新書)

 ども。あなたの人生に予期せぬ混乱を巻き起こす男、海燕です。早いもので、今年も5月になりました。いや、早すぎだろ。ついこのあいだ正月を迎えたばかりのような気がするのに。

 歳を取ると人生は光速で過ぎていきますね。ぼくは今年35歳になります。いやー、おっさんですねえ。もう中学生くらいの子供がいてもおかしくない歳です。子供を持つどころか結婚してすらいない、それどころか付き合っているパートナーすらいないわけで、まことに非モテの老後とはわびしいものだと思います。な、泣いてなんていないもん。

 非モテのなかには特に恋愛沙汰に興味がないというひともいるでしょうが、ぼくの場合、ただひたすらにモテないだけなのが辛いところです。特に努力することも、自分を磨くこともなく、むやみと馬齢を重ねて34年、たぶんそろそろ交通事故か何かで死ぬ頃合いでしょう。ああ、何もいいことがない人生だった。

 ――なんでぼくは5月になったくらいでこんなに落ち込んでいるんだろうな。まあいいや。これくらい歳を取ると、昔だったら一人前の立派な大人といわれたに違いありませんが、ぼくにはあまり大人になった実感がありません。

 さすがに中高生の頃に比べればだいぶ人間的に成長しているはずだけれど(そう信じたいところだけれど)、でも大人と子供を分かつ境界線を飛び越えたという感覚はない。あいかわらず半分は子供のままで、つまらないことで落ち込んだりしています。

 とはいえ、このブログを読んでいる十代とか二十代の読者の方々から見ればいいオヤジ以外の何者でもないはずで、いったいぼくは何になったんだろうとへこむばかりです。仲間内でもぼくより年上なのはペトロニウスさんにLDさんくらいですからね。たいとくさんも年上だけれど、まあ、あのひとのことはいいやw

 さらにアクセス解析を見ると、このブロマガの読者の80%はぼくより年下だということがわかります。まあ、ニコニコ動画をうろついているようなひとたちだから若くて当然なんだけれど、それにしても若いな、みんな。

 ひょっとしたら中学生とかそういう年代のひとも読んでいるかもしれないわけで、というか確実に読んでいると思われるわけで、迂闊なことは書けないな、と思ったりします。

 ちなみに統計を見るかぎり、全読者の25%は女性なんですね。ということは、全読者の何%かは十代の女の子ということになる。恐ろしい事実です。ほんとうなんでしょうか。そんなことがありえていいんでしょうか。

 ティーンエイジャーでこんなブロマガを読んでいたら人生が歪むに違いないと思うんですが、そのひとの人生だからぼくは止めはしません。やめておいたほうがいいとは思うけれどね。