ども。海燕です。ただいま山梨県を訪れております――いやなんとなく。

 以前、半月ほど居候したことがあるてれびんのうちにふたたび厄介になっているのですが、更新がとどこおっていることがさすがに気になったので、漫画喫茶からこの文章を書いています。まあてれびんに頼めばパソコンがある部屋を貸してくれるとは思うけれど。

 さて、何を書こうか――特に何も思いつかない。てれびんの面白発言エピソードとかだったらいくらでも思いつくのですが、そんなものを書いてもな。

 ちなみに彼奴は某難関学部に通っているのですが、「勉強は楽だ」というようなことを時々いいます。

 これをぼくの言葉に変換してみると、つまり勉強はやればやっただけ成果が出るから良いものだ、という意味なのだと思います。てれびん語は謎が多いからよくわからないけれど、たぶんそう。

 で、まあたしかにそれはそうだと思うのですね。勉強は30時間やったらやっぱり30時間分の成果が出るわけです。

 これがアスリートの練習だとか、あるいは創造的行動とかだと、いくらがんばってもまるで成果が出ないということがありえる。というか、そっちのほうが多いかもしれない。
 そう考えると、たしかに「勉強は楽」といえなくもないんでしょうね。しかし、逆にいうと勉強では30時間ぶんの内容を憶えようと思えば30時間かかってしまうんですよね。

 これをショートカットして、たとえば3時間にすることは、不可能ではないにしろ、きわめてむずかしい。勉強というのは、「この道を30時間行けばここまで到達する」というルートが比較的に見えているジャンルだといえると思います。

 で、先ほどもいいましたが、創作においてはそのルートはほとんど見えません。そもそも何をどう努力していいのかすらよくわからない場合が大半だと思うのです。

 まあもちろんまったく見えないわけではないんだけれど、少なくとも教科書的なものはないことが多いと思います。またあったとしても、どこまで信じられるかわからない。

 たしかに「これで小説家になれる!」見たいな本はたくさん出てはいますが、じっさいにああいうノウハウ本を読んで作家になったひとがどれくらいいるものでしょう?

 行く手がまったく五里霧中で、目標まで遠いのか近いのかよくわからないのが創作というジャンルだと思うのです。

 これをどちらが簡単だと考えるかはひとそれぞれだと思うんですよ。たとえば