きょうは特にネタがないので思いつきをつらつらと書く。たまにはいいでしょ。

【宣伝】

 今年のぼくのベスト漫画であるところのカザマアヤミ『恋愛3次元デビュー ~30歳オタク漫画家、結婚への道。』がいまKindleで99円(!)で購入できるので、皆さん、ぜひ購入してください。面白いよ。

【予告編】

 クリント・イーストウッドの最新作『アメリカン・スナイパー』が予告編からして傑作の匂い。今回は正面から戦争を題材とし、その暗黒面を抉っていくものと思われる。最高の愛国者であるが故にアメリカの罪と正面から向き合うその態度は素晴らしすぎるなあ。


【映画】

 映画といえば、クリストファー・ノーランの最新作『インターステラー』を観に行かなくては。映画史上屈指のハードSFにして大傑作エンターテインメントということで、気になる気になる。

 今年はあと『ベイマックス』を観たらそれでいいかなあ。『ゴーン・ガール』は後味悪そうだし、『フューリー』にはあまり興味が沸かない。今年はわりとがんばって月2本ずつくらい観ましたね。

 なかでも印象に残ったのはやはり『ホドロフスキーのDUNE』。こんなやりたい放題の人生が赦されていいのか、いいんです、というテーマで、実に痛快。

 わざわざとなり町まで観に行った大林宣治監督の『野のなななのか』も素晴らしかった。反戦とか反原発とか、そこらへんの左翼的イデオロギーが臭わなくもないんだけれど、映像が凄すぎてそれどころではなくなっているという、ある意味本末転倒な映画。でも凄いのです。

【時代劇】

 テレビ番組表にすっかり時代劇を見なくなって久しいわけですが、NHKでやっている『ぼんくら』という時代劇が面白い。原作は宮部みゆき。そして、さすが練達の作家らしくひとひねりもふたひねりもされた内容です。

 初めは一話完結の人情ものかと見え、「まあ、こんなものか」と思っていたのだけれど、しだいにエピソードが連鎖し始め、面白くなってくる。それにしても、全10話のうち第7話まで消化されてなお、いったいどこに話が落ちるのか見えて来ない。

 最後に謎の真相が明かされて終わるのは間違いないのだろうけれど、いったい何がどうなってこういうことになっているのか、さっぱり見当がつかない。原作は評価が高いので破綻した結末にはならないだろうけれど、あと3週、続きが気になるなあ。