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 大晦日直前の30日に今年を振り返るラジオを放送する予定なのですが、それに合わせていま「今年の漫画ベスト30」という記事を書いています。

 今年はけっこう漫画を読んでいるので、それなりに充実したラインナップになっているはず。1位は「あれ」ですが――。

 ちなみに小説のベストを出さないのは単純に読んでいないからです。いやー、今年はほんとに、ほんっとうに小説を読まなかった。物心ついて以来、最も小説を読んでいない年かも。

 活字の本そのものは読んでいるんですが、小説は物語世界に入るためにひと手間かかるから敬遠気味になっていますね。とはいえ、これではせっかくの豊穣な時代がもったいないので、来年は少なくとも100冊くらいは読みたいところ。

 色々と読みたい候補はあるんですけれどねー。うーん、一時期の寝ても覚めても小説を読んでいた時期がウソのようだ。少年時代は遠くなりにけり。

 少年時代といえば、その頃の愛読書だった高田裕三の漫画『3×3EYES』の正当な続編がネットでスタートしています。


 な、なつかしい。しかも雰囲気が当時のまま。何しろ何十年前の漫画なのでいまから見ると古びているところはあるでしょうが、ファンは嬉しいだろうなあ。やろうと思えばいくらでも続編を作れるスタイルの漫画だし。

 肝心の中身は面白いようなそうでもないような?というところですが、まあこれから盛り上がってくるのでしょう。ていうか、この時点ではまだわけがわからん。1話に詰め込みすぎなんじゃないかという気がしなくもない。

 『3×3EYES』はたぶん漫画の歴史に残るというほどの名作とはいいがたいでしょう。でも、当時はものすごく人気があった漫画で、ぼくも好きだったんですよね。

 ああ、何もかもみななつかしい。でも、宇宙戦闘は『ヱヴァ』で凄いの見ちゃったからいまひとつに感じますね。

 なつかしの漫画つながりで話を進めると、昨日、LINEで雑談していたら、何となく桂正和の話になって、かつての『電影少女』のエロさはヤバかったよね、という話になりました。

 たしかにいま思い出してもあのエロさはヤバいものがあります。この漫画、結局は打ち切りに終わっているのですが、それは人気が薄れたというよりはやはりクレームが大きかったからではないかと思う。

 それくらい少年漫画としてはむずかしい領域に入ったエロさがあったんですよね。これはまずいだろ、とぼくでも思ってしまうようなギリギリ感。

 エロい少年漫画といえば同時代に『BASTARD!!』があるんだけれど、『電影少女』はエロさの中身が異質です。淫靡というか背徳的というか、ぶっちゃけ犯罪の匂いのするエロティシズム。

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