唯野奈津実『副業革命! スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法』という本を読みました。
弱いなら弱いままで。
唯野奈津実『副業革命! スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法』という本を読みました。
唯野奈津実『副業革命! スキマ評論家入門 世界で一人だけの評論家になって稼ぐ方法』という本を読みました。
著者は日本唯一のカラオケ評論家で、カラオケに関しては日本一くわしいと自称する人物。
そのかれが「どうすれば評論家になって稼ぐことができるか」を懇切丁寧に解説しています。
その答えは簡単で、「名乗ってしまえばいい」というもの。
評論家に資格はいらないのだから、そう名乗ってしまえばきょうからでも「××評論家」になれるわけです。
もちろん、それ相応の知識や見識は必要になるが、それはあとから身につけていけばいいというのがかれの考え。
よく考えてみればそれももっともな話で、「ちゃんとした知識が身についてから名乗ろう」などと考えていたらいつまで経っても名乗れないかもしれない。
とにかく無謀でもなんでも一歩を踏み出す勇気が必要なのでしょう。
そういうわけなので、ぼくもがっぽり儲けるべく、何かの評論家を名乗ってみようと考えました。
当然ながら、評論分野は自分の趣味、好きなことから選ぶべきでしょう。
しかし、そうかといって文芸評論家、映画評論家、ミステリ評論家といったジャンルにはすでに途方もなくくわしい人たちがいます。後発ではちょっと勝負になりそうにありません。
それなら、どうすればいいのか。
実はぼくには腹案があるのです。
以前からハッピーエンドの物語ばかりを集めた本を出したいと思っていたのですね。
もちろん、出版社にコネはないので同人誌か電子書籍で出すことになるでしょうが、とにかくそういう本を作りたいなあというアイディアはあったのでした。
というのも、ぼくが殊にハッピーエンドの作品を好きだからで、そしてそういう作品を調べようと思ってもあまり情報が見あたらないからなのです。
ちょっと調べてみたのですが、意外にも日本にはハッピーエンドの作品をまとめた本やウェブサイトは存在しないらしいのですね。
検索でひっかかってくるのは、精々が「ハッピーエンドの作品を読みたいのですが、いいのはありませんか」というQ&A程度。
そこでぼくが日本初のハッピーエンド評論家を名乗り、ハッピーエンド作品の情報を集めて、このブロマガを通じて発信していこうと考えたわけなのです。
ついでにブロマガの名前も(すいません、何度目になるかわかりませんが)変えようと思います。
「海燕ハッピーエンド研究室」ということでどうでしょう? 平凡だけれど無難なところなのではないでしょうか。
さて、そういうわけで、お初にお目にかかります。きょうからハッピーエンド評論家になった海燕です。
ほんとうは本名を名乗ったほうがいいのかもしれないけれど、海燕という名前をあまりに長く使ってきて愛着もあるので、そこはどうしたものかと悩むところですね。
まあ、とりあえずこのままでいいだろう。
さて、めでたくハッピーエンド評論家とはなったものの、当然ながらまだ「ハッピーエンドに関しては日本一くわしい」というほどの知識はないので、ハッピーエンドの作品に関する情報を募集しています。
小説、漫画、映画、なんでもいいです。
できれば客観的に見て「これはハッピーエンドだろう」という作品が望ましいですが、あなたがハッピーエンドだと思う作品ならなんでもいいので教えてください。
コメント欄、Twitter、またはメール(kenseimaxi@mail.goo.ne.jp)などでよろしくお願いします。
たとえば『風ととともに去りぬ』や『あしたのジョー』がハッピーエンドかどうかは微妙なところですが、そういう作品でもかまいません。
ぼくひとりで調べられることには限りがあるし、ましてこの件に関しては(一種のネタバレになるからでしょうが)インターネットにもそれほど情報がない。
どうか「海燕ハッピーエンド研究室」にご協力ください。
もちろん、
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コメント
コメントを書くむ、ハッピーエンド評論とは、それだけでなにか文脈想像させますねww
34本の見出しを読みましたが、それこそバッドエンドが求められていた時代のことや、厨二的にも鬱展開を望みたくなる場合があること、
説得力と納得感を(受け取る側の尺度によると)あまり感じられないようなハッピーエンドだと、途端にご都合主義で乗れないなどと言われ作品全体の評価が下がってしまうこと等…
わかるわかるとも言えるし、それってどうなの、とも思うというか…
この辺りは結構身近な話だと思います(それこそ色々な人が反射的に感想を書き殴るタイプの2ch等でも、そういう話の流れになる事がある)。
それを海燕さんがちゃんと書くとなると面白そうです。
ところでバッドエンドとハッピーエンドに関わる作品については、そういう文脈を考えると薦めるにもハードルが高いので、そんなハードルはスルーする為にも超気軽な作品を挙げたいと思います。
世にも奇妙な物語の「人間電子レンジ」というものです。
設定は単純で、予想し得る展開の幅もそんなになく、そもそも「世にも」というだけで、見る側が話の方向性を何種類かに規定して観てしまう環境だと思うのですが、
そこであっさり重力を振り切ったホラーな作品だと思っています。参考になるかは知りませんww
面白そうな方針ですね。これからも期待してます。
ガンダムファンとしては、0080小説版に対して海燕さんがどう書くのかが特に楽しみです。
ハッピーエンド作品の情報も、そのうち送りたいと思います。
>「人間電子レンジ」
タイトルからしてなんだそりゃって感じではありますが……。
>『機動戦士ガンダム0080』
知る人ぞ知る(知らない人は知らない)小説版の話はそのうち書きたいですねー。