弱いなら弱いままで。
一部で話題騒然のNetflix(ネットフリックス)に登録、利用開始してみました。
ご存知ない方のために一応説明しておくと、ネットフリックスはアメリカを初め世界中で6500万人の会員を持つ動画配信サイト。
各国での成功の余波を駆ってこのたび日本に上陸することになった模様。
いままで日本ではこの種のサービスというとHulu(フールー)などがあったわけだけれど、いまひとつ成功しているようには見えない。
さて、ネットフリックスがHuluとどう差別化してきているのか、ちょっと試してみることにした。
結果的にいうと、まずまず使い勝手のいいサービスだと感じた。
会員登録にクレジットカードの登録などが必要になるのはしかたないとして、その後はきわめて快適に動画を見れる。
コンテンツは思ったほど充実しているようには感じられないが、それでもけっこうな数の動画があり、しばらくの間は暇つぶしに困らないくらいには感じられる。
数千作品くらいかな? 海外/国内の映画、ドラマなど、盛りだくさんだ。
噂のネットフリックスオリジナルコンテンツはまだ目立たないが、今後、ベストセラー小説『火花』の映像化作品を流すなど果敢にチャレンジしていくつもりではあるらしい。
操作はきわめて簡単で、動画が途中で停止するなどということもない。
非常にスムーズに映像体験を楽しめる。これが700円程度で利用できるのはたしかに安いかも。
とりあえず『グランドアトラス』、『横道世之介』、『船を編む』、『フィリップ、君を愛してる!』あたりをマイリストに入れて確保しておくことに。
レンタルビデオを途中まで見て返却してしまったままになっていた『カラスの親指』があったのは収穫。
やはり、なかなかいいサービスかもしれない。
日本語と英語を簡単に切り替えられるところもいい。
ただ、Huluと比べたとき、そこまで決定的な差があるというふうには感じられない。
このままだとやはり「知る人ぞ知る」サービスのまま終わることになるのではないだろうか。
むしろAmazonが今月スタートする動画配信サービスのほうが可能性があるのではないか、とも思える。
今後、ネットフリックスがどう次の手を打ってくるのか注目だ。
このままでは、日本での成功はおぼつかないだろう。というか、どうしてアメリカで大成功したんだろ、これ。
で、そのネットフリックスを使ってさっそく動画を一本フルで見てみた。
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